最高賞金5億円!「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ」/「10億万長者」の誕生か!賞金上限引き上げ

宝くじ史上初!グリーンジャンボで5億円が当たる

120201_5.jpg

宝くじの1等賞金の最高額は、平成11年に上限が20万倍から100万倍に引き上げられましたが、これまで10年以上は67万倍(2億円)で推移してきました。来月14日からは今年のグリーンジャンボ宝くじ(東日本大震災復興支援グリーンジャンボ)が発売開始となりますが、今回初めて上限の100万倍(3億円)に到達。前後賞(各1億円)を合わせると、最高5億円が当たると話題を集めています。
1等:7億5000万円に引き上げ!法改正案提出
そんななか、1月25日、総務省は宝くじの最高賞金を、現行の3億円から7億5000万円にまで引き上げる方針を決めました。
現在、1等賞金の上限は宝くじ1枚あたりの金額の100万倍までと定められています。法案改正により、それを250万倍に引き上げることで、前後賞を合わせると最高10億円を超える賞金を獲得する可能性もあるとして、注目されています。
総務省は、「当せん金付証票法」改正案を24日召集の通常国会に提出、3月末までの成立を目指すとしていますが、この10億円宝くじの発売は、平成25年度以降になる見通しです。
宝くじ売上減少/失敗に終わった「復興宝くじ」/起死回生の賞金上限アップ
当せん金額引き上げの背景には、宝くじの売上減少があります。これまで、一攫千金が狙える宝くじは、不景気に強いといわれてきました。ところが意外なことに、国内の宝くじの総販売額は平成17年度の1兆1047億円をピークに減少、平成22年度には9190億円と、1兆円を割り込んでいる状態です。
昨年夏には「東日本大震災復興宝くじ」も5回に分けて販売されましたが、売上は98億円、消化率は32%とのこと。通常のジャンボ宝くじなどは消化率が7~8割なので、3分の1も売れなかったという結果は、大失敗といわざるを得ないでしょう。
総務省は昨年年10月から2ヶ月間にわたり、有識者を招いた「宝くじ活性化検討会」を開催。その結果、売上回復策として「1等当せん賞金の上限引き上げ」や「インターネットでの販売拡充」などの取り組み検討を行うこととなりました。
「賞金引き上げ」はお呼びでない?消費者の意識に沿った改革を!
ところが、財団法人日本宝くじ協会(東京都千代田区平河町2-4-9/理事長:瀬田悌三郎氏)のアンケート調査によると、「賞金条件について」の項目では「1等前後賞の賞金額を上げてほしい」という回答は最下位で、たったの5%しか得られていません。逆に、「上位賞金額を低くして当せん確率を上げてほしい」という回答が35%で1位という結果です。
消費者の意見を無視した国の対応が、更なる「宝くじ不況」を招きそうです。宝くじファンが注目するポイントは、「販売方法の拡充」でしょう。インターネットでの購入や、コンビニでの購入が実現すれば、24時間宝くじを購入できるようになります。宝くじ売り場に並んで購入する世代とは、一線を画すネット層が取り込めることは間違いありません。
宝くじはその当せん賞金のみならず、収益は公共事業などに活かされるという点でも夢があるもの。購入した人が「当選したら何に使おう」と夢を見るように、運営側も収益の使い道を公表して宝くじファン獲得につなげたいところです。
[2012.2.1]

記事一覧


◆二十四節気◆令和8年(2026)9月7日「白露(はくろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 01

人手不足国家・日本は外国人材で救われるのか?――2027年「育成就労制度」で変わる中小企業の採用

八木宏之の経済時事ウォッチ 未分類

2026 / 08 / 24

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月23日「処暑(しょしょ)」です。◆

季節のお便り 未分類

2026 / 08 / 18

日銀はなぜ利上げを急ぐのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 14

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 08 / 03

骨太の方針2026を読み解く

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 02

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 07 / 21

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(後編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 17

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(前編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 06

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 30

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月21日「夏至(げし)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 19

日銀はインフレの原因を見誤っているのではないか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 17

2026年上半期の日本経済を総点検

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月6日「芒種(ぼうしゅ)」です◆

季節のお便り

2026 / 06 / 03

「関税ショック」後の中小企業サバイバル戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 29

2026年「骨太の方針」はなぜ重要なのか ― 中小企業経営者が知るべき“国家の方向性”と与党内のせめぎ合い

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 21

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 19

大胆な投資促進税制とは何か

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 07

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月5日「立夏(りっか)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 02

日銀「金融政策決定会合」から読み解く日本経済

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 29

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月20日「穀雨(こくう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 17

値上げは悪いこと?物価高時代に企業が取るべき経営戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 17

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月5日「清明(せいめい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 02

日本企業に起きている「静かな淘汰」

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 31

金融政策決定会合(3月)-中小企業経営者が知っておくべき金融環境の変化-

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 23

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月20日「春分(しゅんぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 16

エネルギー価格上昇に中小企業はどう対応するか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 12

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 02

第二次高市内閣で日本の産業政策はどう変わるのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 26

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 16

【衆議院選挙後】新政権と金利上昇をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 01

消費税減税は実現するのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 31

日銀金融政策の転換期をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 25

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 17

2026年度予算――規模・評価軸・企業経営への示唆

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 03

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 02

日銀・金融政策決定会合(12月) 利上げの背景と今後の政策運営

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 21

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 17

取引適正化推進法(旧:下請法)とは?

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月7日「大雪(たいせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 03

外国人のビザ要件強化の背景とその影響

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 30

高市政権×21兆円補正予算:中小企業に訪れる“追い風”

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 24

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 16

ガソリン税ついに廃止!軽油も2026年にゼロへ

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月7日「立冬(りっとう)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 04

どう変わる?日銀の10月会合に見る金融政策の行方

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 10 / 31

高市首相、女性初の宰相誕生で経済政策に新機軸

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 10 / 21

◆二十四節気◆令和7年(2025)10月23日「霜降(そうこう)」です。◆

季節のお便り

2025 / 10 / 19

実質賃金マイナス時代の中小企業戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 10 / 09