◆二十四節気◆令和6年(2024)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

 

 

◆二十四節気◆令和6年(2024)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

令和6年(2024)1月20日23時07分「大寒」です。旧暦12月、丑(うし)の月の中気で、天文学的には太陽が黄経300度の点を通過するときをいいます。冬、最後の二十四節気です。

一年で最も寒い季節で「極寒の絶頂期」になります。大寒を「暦便覧」では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説いています。

各地で一年の最低気温が記録される頃。
大寒の水は腐らないとされていて、昔は保存用として汲み置かれました。
武道では、寒稽古〔※〕が行われます。
そろそろ酒や味噌などの仕込みの時期です。

沢は凍り付いていますが、路地では蕗の花〔※〕が咲き始め、ひばりの初鳴きも聞かれる頃。
鶏が卵を孵し始めます。
寒の内も後半、すぐそこに春が感じられます。

◆「寒の入り」「寒の内」◆
大寒は、小寒から数えて15日目にあたります。小寒から大寒の期間を「寒の入り」といいます。それに大寒から立春までの15日間を合わせた30日間を「寒の内」と言います。
昔から酒や味噌などの仕込みの時期とされています。

◆「金の卵」◆
現在のように養鶏が進化して一般的になる以前は、鶏が卵を産まなくなる季節がありました。その昔、二十四節気の大寒の時期には、鶏が卵を産まなくなるので、この季節に鶏が生んだ卵を「金の卵」と呼びました。そして、金の卵を産む鶏は、家族のように大切にされたと伝わります。

昭和世代の金の卵といえば、集団就職で上京してくる中学卒業の労働者、銀の卵は同じく高校卒業の労働者のことでした。令和の時代、「集団就職」という言葉自体がもはや使われなくなりました。
言葉は時代とともに変化しますが「金の卵」が、季節には珍しい事柄だったことに、今も昔も変わりはありません。

※「蕗(ふき)」「蕗の薹(ふきのとう)」
キク科フキ属の多年草。冬に黄色い花をつけることから「冬黄(ふゆき)」の略。原産は日本で、水が豊富で風の強くない土地に繁殖します。開花時期は2月10日頃~3月末。

春の山菜の代表で、冬眠から目覚めた熊が最初に食べるのが「蕗の薹」です。蕗の薹は、花が咲く前の柔らかいうちに食します。旬の蕗の薹はどのように調理しても美味しいです。

花が咲いたあと、地下茎を通じている葉の部分が延びてきます。この葉の茎の部分が「フキ」として食用になります。

※「寒稽古・かんげいこ」
寒の時期、武道や芸事の修練を行うことをいいます。寒さに耐えながら稽古をすることによって、技術を磨き、精神を鍛えるのが目的です。
神道、修験道、仏教などで寒行と称して、海や川などの水に入る、滝に打たれるなどの行を指します。

◆◆「七十二候」◆◆

◆初候「款冬華」(かんとう はなさく)
寒さ厳しい中に、蕗の薹(ふきのとう)がそっと蕾(つぼみ)を出す時候。款冬の花茎を蕗の薹といいます。厳冬に氷を破るように生える様から、大寒の頃に咲く花ですが、春の使者として俳句では春の季語に入れます。
◆次候「水沢腹堅」(すいたく ふくけん)
沢に氷が厚く張りつめる時候。
◆末候「鶏始乳」(にわとり はじめて にゅうす)
鶏が春の気を感じて卵を産み始める時候。鳥が卵を産むこと。

◆◆「大寒」の花◆◆

◇「福寿草(ふくじゅそう)」◇ キンポウゲ科の多年草 学名:Adonis ramosa

キンポウゲ科の多年草。多数の堅い根をもつ短い根茎から数個の花茎を出します。花茎は初め短く、包葉状の葉に包まれて先端に花をつけますが、やがて伸びて細裂した3回羽状複葉を互生し、30センチメートル以上になります。

花は光沢のある黄色で、日が当たると開き花期後、金平糖のような集合果ができます。日本から朝鮮半島、シベリアに分布。日本では本州中部以北、北海道に多く見られます。

寒さに強く山の北東斜面の落葉樹林に多く自生しています。花形や花色に個体変異が多く、弁先が裂けたナデシコ咲きや、紅色花の品種もあります。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

正月も「二十日正月」「大寒」の頃になると通常の生活に戻っているどころか、もうすぐ2月が訪れます。
節分で次の日が立春です。中国など旧正月の習慣が濃いところは立春の頃「立春大吉」として正月祝いを行う習慣が残っています。

季節の変わり目で、油断から体調を崩しやすい時期です。読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

 
 

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