◆二十四節気◆令和5年(2023)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

 

◆二十四節気◆令和5年(2023)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

12月22日12時27分「冬至」です。旧暦11月、子(ね)の月の中気で、天文学的には太陽が黄経270度の点を通過するときをいいます。

冬至の日、太陽が南半球の最も遠い点ににあるため、日本のある北半球では、太陽の高さ(南中高度:太陽が南中した瞬間の高度)〔※〕が一年で最も低くなります。そのため昼が一年中で最も短く、夜が一番長くなります。

冬至線は「南回帰線」ともいい、南緯23度27分を走る線、太陽は冬至の日に南回帰線の真上を通過し、以降ふたたび北上します。冬至の日は冬の中間で、太陰太陽暦(旧暦)では冬至が暦の起源とされていて、とても重要な節でした。現在の太陽暦(グレゴリオ歴)では春分点が起源とされています。暦便覧でも冬至について「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説いています。

この頃から次第に寒さが増します。年末近くに日本列島を通る低気圧は特に「年末低気圧」と呼び、本格的な冬将軍が訪れます。

◆小豆粥・柚子湯◆
昔からこの日を祝う風習があり、宮中では祝宴が催されます。庶民は冷酒に「小豆粥」や南瓜(かぼちゃ)で祝い、「ゆず湯」に入ります。「冬至」を「湯治」にかけて無病息災を願います。柚子は皮膚を強くする効能があります。また「柚子」から「融通が利く」という語呂を合せて願いが込められています。
※「季節のお便り」ブログ中の冬至と同じ日「ゆず湯」参照

◆魔除け・金運のかぼちゃ◆
南瓜(かぼちゃ)」には魔除けの意があり、冬至の日に食すると病い除けになるとされています。近年では魔除けよりも金運を祈願する意に変化しています。また人参・金柑・銀杏など、名前に「ん」のつく食べ物を食すると「運気」が上がり幸運になるのだとか。中国では、餃子や湯圓(タンユェン:あんの入った団子をゆでたもの)を食します。

 

※南中高度(なんちゅうこうど):天体が、その日周運動において子午線を通過すること。太陽の南中高度は季節によってかわり、北半球では夏至に最も大きく冬至に最も小さい。

◇冬至の南中高度の計算◇東京の緯度は「北緯35.5度」です。これに地球の傾き23.5度をプラスして、90度を引く。南中高度は31度になります。ちなみに、札幌は23度、沖縄は40度です。実際の日照時間は、夏至の頃より冬至の頃のほうがやや多いのですが、南中高度による太陽の照射角度の影響で寒いのです。

◆天文学的にみる「昼」とは◆

地球は、地軸を軌道面と垂直な方向から約23.4度傾けて太陽のまわりを自転しながら公転しています。

太陽は、天の赤道から約23.4度傾いた黄道上を、1年かけて1周するように見え、太陽の赤緯が変化します。夏至の頃、北半球では昼が最も長くなり、南半球では最も昼が短くなります。反対の冬至の頃には、この逆になるのです。日本が冬至の日は、南半球は夏至にあたるということです。

昼と夜の長さの変化は高緯度地域になるほど大きくなり、太陽がまったく沈まず一日中昼になる「白夜(びゃくや)」と、太陽がまったく昇らない一日中夜となる「極夜(きょくや)」が生じます。冬至の日は、北極圏全域で極夜となり、南極圏全域で白夜となります。ちなみに、赤道付近では、昼と夜の長さはほとんど変化しません。

日の出」「日の入り」が「太陽の上端が地平線または水平線に重なった瞬間」と定義されていることから、地平線や水平線付近では、大気の影響で「太陽が実際よりも上」に見えるので、春分・秋分の日でも、昼と夜の長さは等しくならず、昼が少しだけ長くなります。

◆◆「七十二候」◆◆

◆初候「乃東生」(なつかれくさ しょうず)
草木いずれも枯れている中で、夏枯草のみが緑の芽を出し始める時節。
「乃東」=夏枯草(かこそう)の古名。別名ウツボグサ。冬に緑の芽を生じ、夏に枯れるのでこの名が付いています。
◆次候「麋角解」(さわしか つのおつる)
大鹿が角を落とす。
◆末候「雪下出麦」(せつか むぎを いだす)
いちめん雪に覆われていても、その下では、麦が芽を出し始める時節。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

毎年年末は「クリスマス」を過ぎると、一斉に正月飾りに切り替わります。
カレンダーの上では、12月の次に1月が来るのは当たり前ですが、年末には大掃除をして新しい年を迎える準備をします。
一家総出で掃除することよって年の終わりを演出します。これは日本人の生活習慣のひとつで、清掃こそが新しい年を迎える心の準備とされています。
私たちは、日本の文化を習慣的に実践しています。日本の良い習慣は次の世代につないでいきたいものです。
例年21~22日の「冬至」から雪や寒さが本格化します。
ほんの数十年前と比べても季節の変化が極端になったように感じます。大自然のなかでは、人間はちっぽけな存在なのかもしれません。地球規模で共存したいものです。
読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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