全国百貨店7月売上高は前年比2.5%減!消費税増税の反動減幅は縮小、三越伊勢丹は一人勝ち

梅雨明けの遅れ、台風上陸が影響?
日本百貨店協会は8月19日,7月の全国百貨店売上高が前年同月比2.5%減の5,448億円と4ケ月連続前年実績を下回ったことを発表。7月は、梅雨明けが遅れたことや台風の上陸など不安定な天候で入店客数に影響を与えました。また、多くの企業では夏のボーナスアップの声も聞かれましたが、物価上昇を加味した実質賃金が低下していることも影響がありそうです。
ただ、売上の減少幅は、6月の4.6%減より改善しており消費税率引上げの影響は月を追うごとに和らいでいます。
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地区別では大阪が増税後初めてプラスに転換
地区別でみると、増床やセール効果で大阪が前年同月比0.7%増と消費税増税後初めてプラスに転換。多くの地区で減少幅が縮小しています。また、大都市(10都市)は同1.4%減、地方(10都市以外)が同4.9%減と集客力の差から回復ペースに開きもみられます。
一方、訪日外国人売上高は、アジアなどを中心に同39.8%増、購買客数は47.1%増と大幅に増加。7月としては約52億円と過去最高売上を達成しました。
訪日外国人多い三越銀座店は6.0%増
消費税増税後の反動から百貨店売上高が落ち込むなか、訪日外国人の取り込みが鍵となりそうです。訪日外国人が多い三越銀座店は、7月の売上高が前年同月比6.0%増と18ケ月連続で前年実績を上回っています。7月末の猛暑時には訪日外国人客向けの催事「ぎんざみやげ」を開催。毛皮のムートンコートも売られ、昨年の同催事から免税売上高は3倍に拡大しました。
7月の主要4百貨店の売上高をみると三越伊勢丹が前年同月比0.9%増と一人勝ち。ほか3主要百貨店は前年を下回りました。
地方百貨店の集客は深刻
百貨店各社では訪日外国人をいかに取り込むかが課題となりますが、これは銀座や新宿など訪日外国人の多い街に立地する店舗に限られます。訪日外国人の下支えのない地方百貨店の集客は深刻となります。
百貨店各社は、消費税増税の反動減は6月で底打ちと期待したものの、元気なのは銀座,新宿の百貨店とほかは総崩れ。8月、9月で盛り返せるか売上高が注視されます。
[2014.8.25]

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