8月23日二十四節気「処暑(しょしょ)」です
8月23日14時27分「処暑」です。旧暦7月、申(さる)の月の中気で、新暦8月23日頃。天文学的には、太陽が黄経150度の点を通過するときをいいます。
暑さがとどまる、止むの意から処暑といいます。涼風が吹きわたる初秋の頃で、暑さは峠を越えてようやく収まります。綿の花が開き、穀物が実り始め、収穫も目前といった時期です。
北の方から秋の気配がしてきます。路端ではススキが目立ち初め、秋をところどころに感じるようになります。今年は梅雨明けしたのに集中豪雨があったり、8月の土用が過ぎてもムシ暑さが続いていました。
どうやら秋はすぐそこまで来ていて残暑厳しい中でも秋の気は感じられます。秋を知らせる台風のさなかでも秋気は感じられるものです。 秋は感じ方で長くもあり、またあっと過ぎてしまうような短さの中に「もの悲しさ」をも含んでいるのでしょう。
「処」の字は、人がよりかかる台(机)に足を乗せている様を表わす漢字で、「安心している」「落ち着く」さまを表わしています。処暑は暑さがひと段落して落ち着くということからの語源です。
この頃は「二百十日」「二百二十日」と並び台風襲来の多い時期とされ、記録的な暴風雨に見舞われることが少なくありません。
■「七十二候」
◆初候「綿柎開」(めんぷひらく)
◇綿を包む咢(がく)が開く。綿を包むガクが開き始める時節。柎(うてな)=「はなしべ」は古訓で、花のガクをいいます。また、はなぶさ。
◆次候「天地始粛」(てんちはじめてしじむ・しゅくす)
◇ようやく暑さが鎮まる。ようやく暑さが鎮まる時節。
◆末候「禾乃登」(かすなわちみのる):稲が実る。
◇穀物が実る時節。
8月も後半になると、酷暑の中にも朝晩の涼しさを感じます。夏の花火大会も8月がピークで浴衣や甚平で夜半に家路に急ぐ姿を見かけます。処暑が過ぎると台風に秋の気配です。
残暑の疲れがドッと出て食欲不振や精力減退の方に、お勧めは規則正しい生活です。皆さん、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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[2010.8.17]
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