6月21日二十四節気「夏至(げし)」です
二十四節気とは・・・
日本の四季には1年を12ヶ月、二十四節気、七十二候と暦を区切って季節感を出しています。このような四季を仕事や生活に生かしていけば、おのずとせわしなく味気ない日々に彩が加わります。経営者の方、金融証券関係者、投資家、貿易関係の方それぞれに季節の変化を暦の上で先取りして日々を輝かせていただけますようご紹介いたします。
二十四節気「夏至」げし━━━━━━6月21日
6月21日20:28「夏至」です。旧暦5月、午の月の中気で、新暦6月21日頃。天文学的には太陽が黄経90度の点を通過するときをいいます。
太陽は赤道から最も北に離れ、北半球では南中高度が最も高くなります。この日、北半球では昼が最も長くなり、反対に夜が最も短くなります。
夏至は、夏季の真ん中にあり、梅雨の真っ盛りで、シトシト長雨が続きます。農家は田植えに繁忙を極めます。菖蒲が咲き始め、半夏(はんげ)=からすびしゃく(烏柄杓:サトイモ科)が生えてきます。
夏至線は北回帰線ともいい、北緯23度27分を走る線のこと。北上してきた太陽は、夏至の日にこの線の真上を通過し、以後再び南下します。
※天文学的にみる「昼」とは※・・・・・・・・・・
地球は地軸を軌道面と垂直な方向から約23.4度傾いて、太陽のまわりを自転しながら公転しています。
太陽は、天の赤道から約23.4度傾いた黄道上を1年かけて一周するように見え、太陽の赤緯が変化します。
夏至の頃、北半球では昼が最も長くなり、南半球では最も昼が短くなります。反対の冬至の頃には、この逆になるのです。なので、日本が冬至の日は、南半球は夏至ということです。
昼と夜の長さの変化は、高緯度地域になるほど大きくなり、太陽がまったく沈まず一日中昼となる「白夜」と、太陽がまったく昇らない一日中夜となる「極夜」が生じます。
冬至の日は、北極圏全域で極夜となり、南極圏全域で白夜となります。ちなみに、赤道では、昼夜の長さはほとんど変化しません。
また、日の出、日の入りの定義が「太陽の上端が地平線または水平線に重なった瞬間」であること、さらに地平線や水平線付近では、大気の影響で「太陽が実際よりも上」に見えることから、春分・秋分の日でも、昼と夜の長さは等しくならず、昼が少しだけ長くなります。
日本では、日の入りの最も遅いのは夏至から7日後で、最も早いのは冬至の15日前になります。
最近想うことは・・・
暦の上では梅雨が明けて夏本番です。今年は空梅雨で例年に比べて梅雨明けも遅れているように感じます。空気のきれいな梅雨の間日の夕暮れ時に、物思いにもの思いにふけながら夕焼けを眺めているときに、外では選挙の候補者名連呼には閉口します。まもなく投票日!静かな夕暮れ時が帰って来ることでしょう。
この時期、体調管理にはくれぐれもご注意ください。夏風邪は長びきます。
読者の皆様、お体ごご自愛専一の程
筆者敬白
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[2010.6.18]
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