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◆二十四節気◆平成24年12月21日「冬至(とうじ)」です。◆

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◆二十四節気◆平成24年12月21日「冬至(とうじ)」です。◆
101220_5.jpg12月21日20時12分「冬至」です。旧暦11月、子(ね)の月の中気で、天文学的には太陽が黄経270度の点を通過するときをいいます。
 
冬至の日、太陽が南半球の最も遠い点ににあるため、日本のある北半球では、太陽の高さ(南中高度:太陽が南中した瞬間の高度)が一年で最も低くなります。そのため昼が一年中で最も短く、夜が一番長くなります。

冬至線「南回帰線」ともいい、南緯23度27分を走る線、太陽は冬至の日に、南回帰線の真上を通過し、以降ふたたび北上します。


冬至の日は冬の中間で、太陰太陽暦(旧暦)では冬至が暦の起源とされていて、とても重要な節でした。現在の太陽暦(グレゴリオ歴)では、春分点が起源とされています。冬至を暦便覧でも「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説いています。 

この頃から次第に寒さが増します。年末近くに日本列島を通る低気圧は特に「年末低気圧」と呼び、本格的な冬将軍が訪れます。

◆小豆粥・柚子湯◆
昔からこの日を祝う風習があり、宮中では祝宴が催されます。庶民は冷酒に「小豆粥」や南瓜で祝い、「ゆず湯」に入ります。「冬至」を「湯治」にかけて無病息災を願います。柚子は皮膚を強くする効能があります。また「柚子」から「融通が利く」という語呂を合せで願いが込められています。
※季節のお便りブログ中の冬至と同じ日「ゆず湯」参照

◆魔除け・金運のかぼちゃ◆
「南瓜:かぼちゃ」
には魔除けの意があり、冬至の日に食すると病い除けになるとされています。近年では魔除けよりも金運を祈願する意に変化しています。他には人参・金柑・銀杏など、呼び方に「ん」のつく食べ物を食すると「運気」が上がり幸運になるのだとか。中国では、餃子湯圓(たんゆえん:あんの入った団子をゆでたもの)を食します。
 
南中高度:太陽の南中高度は季節によってかわり、北半球では夏至に最も大きく冬至に最も小さい。

◆天文学的にみる「昼」とは◆
地球は、地軸を軌道面と垂直な方向から約23.4度傾けて太陽のまわりを自転しながら公転しています。
 
111219_15.gif太陽は、天の赤道から約23.4度傾いた黄道上を、1年かけて一周するように見え、太陽の赤緯が変化します。夏至の頃北半球では昼が最も長くなり、南半球では最も昼が短くなります。反対の冬至の頃には、この逆になるのです。日本が冬至の日は、南半球は夏至にあたるということです。
 
昼と夜の長さの変化は、高緯度地域になるほど大きくなり、太陽がまったく沈まず一日中昼になる「白夜」と、太陽がまったく昇らない一日中夜となる「極夜」が生じます。冬至の日は、北極圏全域で極夜となり、南極圏全域で白夜となります。ちなみに、赤道付近では、昼と夜の長さはほとんど変化しません。
 
日の出、日の入り「太陽の上端が地平線または水平線に重なった瞬間」と定義されていることから、地平線や水平線付近では、大気の影響で「太陽が実際よりも上」に見えることから、春分・秋分の日でも、昼と夜の長さは等しくならず、昼が少しだけ長くなります。
 
◆冬至の南中高度の計算◆
東京の緯度は「北緯35.5度」です。これに地球の傾き23.5度をプラスして、90度を引く。南中高度は31度になります。ちなみに、札幌は23度、沖縄は40度です。
 
実際の日照時間は、夏至の頃より冬至の頃のほうがやや多いのですが、南中高度による太陽の照射角度の影響で寒いのです。
 

101220_1.jpg

◆◆「七十二候」◆◆
初候「乃東生」(ないとう しょうず)
草木いずれも枯れている中で、夏枯草のみが緑の芽を出し始める時節。乃東=夏枯草(かこそう)の古名。冬に緑の芽を生じ、夏に枯れるのでこの名が付いています。
次候「麋角解」(びかく げす)
大鹿が角を落とす。
末候「雪下出麦」(せつか むぎを いだす)
いちめん雪に覆われていても、その下では、麦が芽を出し始める時節。
 
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
毎年年末は「クリスマス」を過ぎると、一斉に正月飾りに切り替わります。
カレンダーの上では12月の次には1月が来るのは、当たり前ですが、年末には大掃除をして新しい年を迎える準備をします。一家総出で掃除することよって年の終わりを演出します。これは日本人の週間の一つでケジメのつけ方とされています。
私たちは、日本の文化を習慣的に実践しています。日本の良い習慣は次の世代につないでいきたいものです。
冬至から寒さが本格化します。読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
著書の紹介はこちらから。

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