◆二十四節気◆平成23年10月24日「霜降(そうこう)」です。
■10月24日 二十四節気「霜降(そうこう)」です。■
10月24日3:30「霜降」です。旧暦9月、戌(いぬ)の月の中気で、天文学的には太陽が黄経210度の点を通過するときをいいます。
「霜降:そうこう」とは、秋も末の霜が降りる頃の意で「しもふり」ともいいます。
この頃、露が冷気によって霜となり降り始め、ひっそりと秋が深み往き、もの寂しい風趣がところどころに醸されます。冷え込む早朝には霜を見るようになり、一歩づつ冬の到来が感じられるようになります。晴れた日に時折り小雨ほどの秋雨が降り、楓や蔦の葉が見事な紅葉を見せ始めます。
霜降の頃を暦便覧では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説いています。
霜降から立冬までの間に吹く地を這う寒い北風を「木枯らし」と呼びます。
◆七十二候◆
◆初候「霜始降」(しもはじめてふる):霜が始めて降る。
◇田園にも霜が降り始める時節。
◆次候「霎時施」(しぐれときどきほどこす):小雨がしとしと降る。
◇秋も終わりとなる頃で、小雨がしとしとと降ってわびしい時節。霎(そう)=こさめ。雨の音が本意。施す=広い範囲に行き渡らせる。
◆末候「楓蔦黄」(ふうかつきなり):紅葉(もみじ)や蔦(つた)が黄葉む。
◇紅葉や蔦の葉が黄葉する時節。黄ばむ=黄葉する。
◇◇◇◇編修後記◇◇◇◇
霜降の時期は秋から冬への「土用」の時期です。この時期は無理に問題を解決しようとせず、受け流すことが肝要です。土用の万物が腐する作用で、問題が混とんとしてしまいます。
無理をせず受け流す余裕を身につけましょう。
今年は三の酉まである年です。酉の日の参拝と火廻要慎をこころがけましょう。
皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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