平成23年2月19日二十四節気「雨水(うすい)」です。
◆2月19日 二十四節気「雨水:うすい」◆
2月19日9時25分「雨水」です。旧暦正月、寅(とら)の月の中気で、新暦2月18日か19日頃。立春後15日目にあたります。天文学的には、太陽が黄経330度の点を通過するときをいいます。
雨水とは「雪散じて水と為る也」と暦林問答集にあるように、今まで降った雪や氷が解けて水となり、雪が雨に変わって降るの意。昔より「雨水」を目安として農耕の準備が始められます。
春一番が吹き、鶯(うぐいす)の声が聞かれるようになります。耕作など畑仕事は、雨水を目安に始められます。
※春一番=気象庁では立春から春分までで日本海で低気圧が発達して南寄りの風(東南東から西南西で風速8メートル以上)が吹いて暖かい風の影響で気温があがる現象のことと定義されています。
※鶯=スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。日本三鳴鳥のひとつ。「ホーホケキョ」とさえずります。
早春、梅の咲く頃にさえずり始めることから「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれます。日本全国に分布し、冬季は暖地へ移動します。
野辺見れば若葉つみけりむべしこそ
垣根の草も春めきにけれ(紀貫之:拾遺集)
◆七十二候◆
◆初候「土脉潤起」(どみゃくうるおいおこる・つちのしょううるおいおこる)
◇雨が降って土中に湿り気を含み出す時節。脉(みゃく)=脈の俗字。潤い=降雨があること。
◆次候「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)
◇霞がたなびき始める時節。来る春への期待がふくらむ頃。
靆(雲へんに逮)・たい=たなびく。古訓で、霞や雲が薄く層をなして横に長く引く意。
◆末候「草木萠動」(そうもくきざしうごく・そうもくめばえいずる)
◇草木が芽吹き始める。
◆◆◆◆ 編集後記 ◆◆◆◆
雨水の頃、2月17日は旧暦の正月。中国では春節と呼び、新しい年を祝います。
横浜中華街では、春節といえば「餃子」「獅子舞」です。中国の古銭を真似て餃子の形が出来上がったことから、餃子は「財」と縁が深いとされています。中国では目出度い日に家族や親戚が集まって、手作り餃子をみんなで作り、富に恵まれるよう願いを込めて食べるという風習があります。
その餃子の一つに硬貨を仕込んでおき、それに当たった人は大金持ちになれると言われています。 だれでも、運が良いに越したことはないものです。2月17~22日の春節に縁起を担いで「春節餃子」を試してみましょう。なくて元々、あれば嬉しい「金運」祈願を餃子で試しましょう。
今年は寒波の影響で日本海側は記録的な豪雪です。暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きますが春はすぐそこまで来ています。
読者の皆様、季節の変わり目です。体調を崩さないようお体ご自愛専一の程
筆者敬白
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