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平成23年2月3日「節分(せつぶん)」豆まき です。

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■■2月3日「節分」豆まき■■
 
110131_5.jpg「節分」(せつぶん・せちぶん)は、もともと「四季の分かれ目」の意。立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していましたが、特に「立春」が年の初めと考えられることから、節分といえば「春の節分」を指すものとなっています。

立春を新年というのは「立春正月」すなわち「一陽来復して春になる」という考えからきています。翌日から年の始めであることと、気候(季節)が冬から春になるということで、立春の前日である節分は大晦日にあたり、邪気を祓い幸を願う意味を込めて、いろいろな行事がおこなわれてきました。

この日、豆まきをして鬼を追い出す風習は、中国「明時代」に始まり、日本へは室町時代に伝わったといわれています。昔は「追儺」(ついな)、「鬼遣」(おにやらい)といって宮中行事の一つでした。

悪鬼(あっき)、疫癘(えきれい)を追い払う行事のことで、平安時代には陰陽師たちによって宮中において大晦日に盛大に行われ、その後、諸国の社寺でも行われるようになり、これが次第に庶民に伝わっていきました。

年男が「福は内、鬼は外」と言って、煎った豆を居間や庭に撒いて後、自分の年の分だけ豆を拾って食べます。これは数え年の「年取り行事」の名残です。

この日の夜、家の入り口に「鰯の頭を刺した柊(ひいらぎ)の枝」を差しておく風習もあります。鬼が柊の葉に刺さって痛がり、鰯の悪臭に驚いて逃げていくと考えられています。また、大蒜(にんにく)や葱、毛髪などを刺しておくところもありますが、いずれも、邪気が家に入らないようにする為です。

年男とは、その年の「支」を持つ生まれの人のことをいいます。今年は「丑」丑年生まれの人が年男です。

「鬼門」は、冥府の神として信仰された「秦山府君」が住むと言われていた山が北東方位にあったことが、北東が鬼門といわれる所以。鬼門の方位は「艮」(ごん・うしとら)、十二支で「丑」(うし)と「寅」(とら)にあたります。ちなみに、浦島太郎物語に出てくる鬼の姿は「頭にうしの角、とらのパンツ」です。

110131_6.jpg

旧暦の1年では「丑は12月」「寅は1月」を指します。この節目に「鬼門」があります。鬼門は鬼が出入りする方角で、この邪気を祓うことにより、春が無事に迎えられると考えられていました。

鬼の象徴「金棒」(かなぼう)は、五行の五元素の「金」です。この「金」の作用を尅する(悪い力を打ち消す)のは、五行の「火」で「火尅金」の作用です。

大豆は、とても硬いので「金」にあてはめます。この大豆を鬼に見立て、これを「火」で煎ると同時に、撒いて食べてしまうことで、鬼を退治したということにしました。

★最近流行の「恵方巻き鮨」★
恵方に向かって「巻き寿司」を食べる風習は、「福を巻き込む」からきています。また、まるごと食べるのは「縁を切らないよう包丁を入れない」ということです。
 
★平成23年、本年恵方は・・★
本年の恵方・歳徳神・あきの方は「丙の方」(ひのえのかた)、およそ南南東にあたります。お手元の方位吉凶図でご確認下さいませ。

◇ ◇ ◇ 編集後記 ◇ ◇ ◇
関西地方の習慣だったその年の恵方に向って巻きずしを食べる習わしは、近年コンビニエンスストアの戦略で、関東でも「恵方巻き」を食べる習慣が根付いてきました。発祥のわからない迷信はこのような形で普及したのでしょう。ちなみに12月のクリスマスにクリスマスケーキを食べるのは日本独特の習慣です。
暦の上では明日から春です。旧暦を採用しているアジアの一部では立春が正月というところもあります。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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