11月22日二十四節気「小雪(しょうせつ)」です
■11月22日 二十四節気「小雪」■
11月22日19時15分「小雪」です。旧暦10月、亥(い)の月の中気で、立冬後15日目。天文学的には太陽が黄経240度の点を通過するときをいいます。
小雪とは『寒さいまだ深まらず、雪いまだ大ならざるなり』の候、すなわち小雪とは「雪はさほど多くない」という意味です。暦便覧では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明しています。
本格的な降雪はないものの、山嶺の頂には白銀の雪が眺められる頃です。紅葉は終りを告げ寒さは徐々に厳しくなり、冬の到来を感じさせられます。
****小春日和****
小雪の候「小春日和」は陽気のいい日和で旧暦の10月頃です。寒いけど麗(うら)やかな空を「小春空」寒い日々の中でも暖かな日和の日を「小春日和」、ちなみに湖畔や海の波のおだやか状態を「小春凪(なぎ)」と呼びます。
****木枯らし****
また小雪の時期、木枯らしが日常になります。地域の季節風にはそれぞれ呼び名があり、西日本の「乾風(あなじ)」東海道の「べっとう」など主に「颪(おろし)」と呼ばれています。関東の赤城颪・筑波颪・関西の六甲颪や富士颪など山から平地に吹き抜ける空っ風のことで、この季節から冬にかけて吹く木枯らしです。
おだやかな「小春日和」もあれば、木枯らしの日もあります。これからの厳しい季節を予感しているようです。
遠い山嶺の頂には白銀の雪を眺めることが出来るようになり、冬の到来は目前と感じる頃です。橘の葉が黄葉し、みかんが収穫の頃です。
最低気温の更新が報道され、各地で冬に備えてを準備する便りが聞かれます。
■「七十二候」■
初候
◆「虹蔵不見」(にじ かくれて みえず)◇虹を見かけなくなる時節。
次候
◆「朔風払葉」(さくふう はを はらふ)◇北風が木の葉を払いのける時節。朔風(さくふう)=北から吹いてくる風。北風。朔吹とも。
末候
◆「橘始黄」(たちばな はじめて きなり)
◇ようやく橘の葉が黄葉し始める時節。黄ばむ=黄葉する。
◇ ◇ 編集後記 ◇ ◇
めっきり寒さが厳しくなってきています。去年のこの時期には「継続したデフレを宣言」をしました。今年は景気対策が今一歩効果を出していません。残念ながら今年のボーナスは期待でそうにありませんが、来年にはデフレ脱却が効果を出しそうです。こういうときには、心身の健康に注意して心の安定を保ちましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
[2010.11.17]
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