◆二十四節気◆平成23年8月23日「処暑(しょしょ)」です。
■8月23日「処暑(しょしょ)」■
8月23日20時21分「処暑」です。旧暦7月、申(さる)の月の中気で、新暦8月23日頃。天文学的には、太陽が黄経150度の点を通過するときをいいます。
暑さがとどまる、止むの意から処暑といいます。涼風が吹きわたる初秋の頃で、暑さは峠を越えてようやく過ごしやすくなります。綿の花が開き、穀物が実り始め、収穫も目前といった時期です。
また、この頃は「二百十日」「二百二十日」と並び台風襲来の多い時期とされ、暴風雨に見舞われることが少なくありません。
日に日に北の方から秋の気配がしてきます。路端ではススキが目立ち初め、秋をところどころに感じるようになります。今年は梅雨明けしたのに集中豪雨やゲリラ豪雨があったり、8月の土用が過ぎてから暑さが戻ってきました。
どうやら秋はすぐそこまで来ていて、残暑厳しい中でも秋の気は感じられます。台風でさえも秋の気は感じられるものです。秋は感じ方で長くもあり、またあっと過ぎてしまうような短さの中に「もの悲しさ」をも含んでいるのでしょう。
「処」の字は、人がよりかかる台(机)に足を乗せている様を表わす漢字で、「安心している」「落ち着く」さまを表わしています。処暑は暑さがひと段落して落ち着くということからの語源です。
■「七十二候」■
◆初候「綿柎開:めんぷひらく」
◇綿を包む咢(がく)が開く。綿を包むガクが開き始める時節。柎(うてな)=「はなしべ」は古訓で、花のガクをいいます。また、はなぶさ。
◆次候「天地始粛」(てんちはじめてしじむ・しゅくす)
◇ようやく暑さが鎮まる。ようやく暑さが鎮まる時節。
◆末候「禾乃登」(かすなわちみのる):稲が実る。
◇穀物が実る時節。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
8月後半になると、残暑の中にも朝晩の涼しさを感じます。夏の花火大会も8月がピークでしたが縮小や中止が相次ぎ東日本大震災の余波を感じます。処暑が過ぎると台風到来の季節です。
残暑の疲れが出て食欲不振や精力減退の方に、お勧めは規則正しい生活です。
皆さん、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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