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平成28年、新年のご挨拶/丙申は「繁茂の年」、決断の申年

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新年明けましておめでとうございます。
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。

さて、今年の干支は丙申(ひのえさる)。
丙は「火の兄」が語
源とのことで、読んでの如く陽の気を象徴します。
そして申という字は果物が熟していく様子を表すもの。

このことから、丙申は「繁茂の年」と捕らえられています。
ただし、「繁茂」といっても喜んでばかりはいられません。
繁るのは良いものばかりとは限りません。
決断を誤れば悪い根が蔓延り、取り返しがつかない事態に陥ってしまう可能性もあります。

加えて、「陽」あるところには「陰」も生まれるもの。
陰がくっきりと姿を現すように、これまで取沙汰されることのなかった問題が表面化することを示しています。
いままで曖昧にしていた物事をはっきりさせるための決断を迫られることになるかもしれません。

丙申が「多事多難の年」と語られるのも、これらの所以があります。
昨今の情勢を鑑みても、今年は業界を問わず様々な動きがあることでしょう。
経営者のみなさまには、いざという時に最適な判断ができるよう、常に心構えを持っていただきたいと思います。

豊臣秀吉も申年生まれとか
ところで、申年生まれの有名人はたくさんいますが・・・
織田信長の下で「サル」と呼ばれながら出世した豊臣秀吉も、申年生まれとか。

天下統一を果たした功績は言うに及ばず、戦の最中に一夜で城を建てたという言い伝えから伺えるのは、行動力や頭の回転の速さ。
人脈も相当だったことでしょう。
「クセモノ」との呼び声も高い秀吉ですが、経営者ならば見習いたい点は非常に多くあります。

サルを守り神にする考えは日本各地に
「申」は動物のサルとは実際には関係ないとも語られてはいますが、「神」の旧字「神」に申がついているためでしょうか。
サルを守り神とする考え方は日本各地にあり、サルが「知恵の象徴」とされることもあります。
「伸」の字にも「申」があることを見ても、活発なサルとは相性良く感じられます。

「反省だけならサルでもできる」
という流行語が前世紀にはありました。
新しい時代を向かえ、過去の反省を踏まえて前進すべき時に来ています。
知識と行動力を兼ね備えたサルのイメージを持って、逞しく歩んでまいりましょう。

[2016.1.7]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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