三菱UFJフィナンシャルグループ:IoTで決済システム開発!地銀も加わりネットワーク化目指す
IoTでの決済システムを開発
三菱UFJフィナンシャル・グループ((株)三菱UFJフィナンシャル・グループ:東京都千代田区 平野信行社長)が、あらゆるモノがネットでつながる「IoT」での決済システムを開発します。今年10月にも、資本金は30億円で、新会社「ジャパン・デジタル・デザイン」を設立。人工知能(AI)に詳しい技術者やデータ分析の専門家も30人採用します。
冷蔵庫の中身まで感知してオーダー?
目指すのは、IoTに対応した金融のインフラの整備。具体的には、家電や自動車のメーカーなどと組んだ、IoT対応の決済システムづくりです。例えば、冷蔵庫がインターネットにつながるとします。将来的には、ペットボトルの飲料の中身をセンサーで見ていて、少なくなると自動で注文するサービスが生まれるでしょう。このときの自動決済を担おうというのです。決済手法としては、クレジットカードやデビットカード、仮想通貨などが考えられます。
IoT時代のビッグデータ
IoT時代、何と何が結びつくか分かりません。自動発注における個人ベースの決済をおさえておけば、そのデータをもとに、新たな商品づくり、サービスづくりに生かすこともできます。今年4月、改正銀行法が施行され、銀行は金融とIT(情報技術)を融合したフィンテック関連の企業を設立できるようになったことも、こうした流れを後押ししています。
30以上の地銀もコラボレーション
新会社は、静岡銀行((株)静岡銀行:静岡県静岡市 柴田久頭取)や八十二銀行((株)八十二銀行:長野県長野市 湯本昭一頭取)、常陽銀行など30行以上の地方銀行からも、出向で社員を受け入れる方針。IoTでは中央も地方も区別がありませんが、地方ごとの企業の実情は違う。中小企業がコードをスマートフォンで読み込むだけで、簡単にキャッシュレス決済ができるような仕組みを開発し、早めにネットワーク化してしまおうという計画です。
●関連記事:「不動産投資信託(REIT):東京三菱UFJ銀行、融資債権を地銀、投資家に売り大手行以外からの資金調達」[2017.6.24配信]
[2017.8.9]
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