キャッシュレスで新幹線乗車可能に!QRコードで訪日外国人客にも対応
切符無しでキャッシュレスで新幹線乗車可能に
JR東海は、2020年前半にも東海道新幹線をスマートフォンで表示するQRコードで乗車できることを発表しました。
東京五輪を目の前に、東京・新大阪間でIC(Integrated Circuit:集積回路) 乗車券を持たない乗客でも、紙の切符を使用しないチケットレス乗車ができるようになる予定です。
安部政権は、2020年に訪日外国人客数4,000万人、消費額8兆円を目指しており、この目標に向け各々企業も対応を本格化させています。
航空機に続き新幹線もキャシュレス
スマートフォンを利用し、新幹線に乗車するには、インターネット上で列車を予約し、スマートフォンに表示されたQRコードを新幹線改札口でかざし乗車できる仕組みとなります。
現在は、「Suica」などIC乗車券が必要となり、訪日外国人客には使いづらいという声が多く上がっていました。
QRコードを使用した交通機関は、すでに国内の航空会社でも取り入られており、鉄道でスマートフォンを利用し乗車できるシステムはJR東海が初となります。
Made in JAPANの技術、国際規格に
QRコードは、平成6年にデンソーウェーブによって開発された2次元コードで、バーコードとは異なり、平面上に縦横に配置した白黒のドットパターンを表現し、格納できるデータ量が飛躍的に拡大しました。
平成12年には、その利便性から国際規格にもなり世界的に広がり、日本の技術力の高さを保持しました。
近年は中国でQRコードが急普及し、屋台の低価格の商品でも気軽に使用出来ると先進国問わず後進国にも拡大している状況で、訪日外国人客数でトップの中国観光客に対し、日本の店舗も対応が急速に進められています。
SNSで日本人でも知らない観光地でキャシュレス決済
日本政府観光局によると、平成31年1月の訪日外国人客数は、前年から28%も増加したベトナムに続き、中国も同19%伸びており、東海道新幹線を利用し、日本人でも知らないような観光地以外でもSNS(Social Networking Service:趣味、嗜好や友人とのコミュニケーションサービスのサイト)を利用してQRコード決済可能な店舗も増加傾向にあります。
さらに、twitter(ツイッター:140文字のコミュニケーション・ツール)を活用し、新幹線のダイヤの乱れ、遅延情報を英語や中国語など4ケ国語で配信するサービスを3月16日から開始しました。
東海道新幹線では、平成30年12月までに全17駅で74言語に対応する携帯通訳機を350台配置するなど、日本の「おもてなし」が新たに加わっています。
●関連記事:「訪日外国人客3,000万人突破!日本での消費に期待もマナー、モラル、治安も懸念」[2018.12.25配信]
[2019.3.22]
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