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公害、大気汚染の原因、悪玉ディーゼルエンジン自動車!クリーンになって復活

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自動車メーカー各社はガソリンエンジンからEVへシフト
100年に1度と言われる自動車業界の変革期に、各メーカーともEV(Electric Vehicle:電気自動車)シフトへ大きく流れが移り変わっていますが、排出ガスによる公害、大気汚染など悪玉とされていたディーゼルエンジン搭載の自動車に注目が集まっています。
日本では、平成11年8月に当時の石原都知事が会見において、メディアや都民、事業者に向け「ディーゼルエンジン車NO作戦」を宣言し、ペットボトルに入ったディーゼルエンジン車から排出された有害物質を振り回し「これが毎日体の中に吸い込まれている」と強調しました。

悪玉エンジンがダイムラーやBMW、フォルクスワーゲンで展開
欧州では、かつて乗用車の半分がディーゼルエンジン車でしたが、排ガス問題から各国でディーゼルエンジン車撤廃を発表してきており、日本でも同様に撤廃が表明されてきました。
ただ、EVシフトが叫ばれる中、ディーゼルエンジン車に新たな動きが出てきており、独ダイムラーやBMW、フォルクスワーゲンなどドイツ三大メーカー他、日本ではマツダの新たなディーゼルエンジン車が注目を浴びています。
悪玉のイメージが定着したディーゼルエンジン車は、排ガスが浄化され、燃費性能も向上、EVと共に次世代自動車と位置付けられ、安倍政権においても地球温暖化対策として減税や補助金で支援しています。

ディーゼルエンジン車の販売台数は年々前年超え、過去最高を記録
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日本自動車販売協会連合会によると、今年1月から10月のディーゼルエンジン車の国内での販売台数は、14万8,318台と前年の17万7,272台を超え過去最高を更新する公算が大きくなっています。
平成27年には、独フォルクスワーゲンのディーゼルエンジン車で排ガス規制に不正があり落ち込んだものの、29年、30年と前年を上回る勢いです。
輸入車では、プジョーの「508」やBMWの「7シリーズ」などディーゼルエンジン車が用意され、日本自動車輸入組合によると、今年9月に販売された輸入車のディーゼルエンジン車の割合は30.1%と過去最高を記録しました。
日本の自動車メーカーでは、マツダがディーゼルエンジン車に積極的であり、今年発売された「マツダ3」やSUV(Sport Utility Vehicle:スポーツ用多目的車)の「CX-30」を用意しています。

力強い走りの「クリーンディーゼルエンジン」
ディーゼルエンジン車は、ガソリンエンジン車よりは車両価格が高くなるものの、燃費性能に優れ毎日の通勤や長距離利用者にメリットがあります。
さらに、低速時や坂道を登る際には力強いのも特徴で、マツダによると、マツダのディーゼルエンジン車に乗っていた顧客の約8割が再びマツダ車を選び、そのうち9割近くはディーゼルエンジン車と言います。
現在発売されているディーゼルエンジン車は、厳しい規制に対応した「クリーンディーゼルエンジン」と呼ばれ、環境性能が高まるだけに今後、自動車業界はEVとディーゼルエンジン車の販売台数が注視されます。


[2019.12.10]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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