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沖縄県への韓国訪日客が8割減!訪日客全体では過去最高を記録で沖縄バブル?

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韓国からの訪日客、前年同月比では過去最大の下落幅
沖縄県は11月26日、今年10月に沖縄を訪れた観光客数を発表し、日韓関係の悪化から韓国からの観光客は前年同月から80.9%減少し約7,900人と、前年同月比では過去最大の下落幅でした。
ただ、沖縄を訪れた観光客全体を見ると85万1,300人と過去最高を記録し、さらに、沖縄県では平成30年度の観光客数が目標としていた1,000万人を超えたと発表しています。
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観光客1,000万人超えはハワイと同水準
豊かな自然に恵まれた沖縄には観光客を惹きつけ、今年6月には大型商業施設を開業しパルコや地元大手スーパーなど約250店舗が出店し、コンビニエンスストアのセブン・イレブンも初めて沖縄県に進出しました。
沖縄への観光客1,000万人超えは、米ハワイ州と並ぶ水準であり、韓国からの訪日客は減少したものの、欧米やアジア富裕層の訪日がこれまでより大きく上回りました。
今年3月には、宮古島の下地島空港ターミナルが開業し、10月には沖縄都市モノレールも延伸、来年3月には那覇空港第2滑走路が併設されるなどインフラ整備も進んでいます。

宮古島、バブルの引き金は伊良部島大橋の開通
特に沖縄県の離島、青い海に白い砂浜、サンゴ礁に囲まれた宮古島では中国や香港、台湾などからのクルーズ船が毎日のように押し寄せ、高級ホテルが相次いでオープンし、不動産価格も年々上昇するなどバブル状態にあります。
宮古島は、沖縄本島から南西に約300Kmに位置し、人口は約5.5万人、年間平均気温が23度と、国内外からも観光客が増加しており、建設ラッシュ状態で、まさに「バブル」と言える好景気です。
「バブル」の引き金になったのは、平成27年1月に開通した伊良部島大橋で、宮古島と3,540mの大橋で、無料で渡れる橋では日本最長です。
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隣国に近い宮古島、防衛を強化
一方、訪日客の急増など隣国に近い宮古島の安全については、防衛省では今年3月に陸上自衛隊駐屯地を開設し、警備隊約380人に加え、来年以降は中国の軍備増強、海洋進出を懸念し、地対空・地対艦ミサイルも配備し、最終的に700〜800人規模に増強する方針です。
宮古島は、数十年前まではサトウキビなど農業中心の島でしたが、国内外からの資本が流入し、観光島と激変の時代を迎え、膨張するバブル経済に家賃高騰など地元民が懸念しているのも事実ですが、訪日外国人客や移住者など引き寄せる島の魅力はどこまで膨張するのか注視されています。


[2019.12.3]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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