米メジャーリーガー・大谷が二刀流からプロ野球史上初の三刀流へ?米経済効果に大きく貢献
肘の手術で今季は打撃専門に
プロ野球・日本ハムから米メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、投手と打撃の二刀流によって昨年活躍したものの、長年の投手人生から肘を壊し昨年終了時に右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受け、今季は打撃一刀流で活躍しています。
8月末現在の成績では、打率2割8分9厘、16本塁打、54打点をマークしチームに貢献し、来シーズンに向け徐々にピッチング練習も開始しています。
メジャーリーグ・キャストによると、大谷の打球速度は平均初速92.6マイル(約149キロ)とメジャーリーガーの平均141キロをはるかに上回っています。
大谷メジャー進出で日本企業スポンサーも6社契約
地元紙のロサンゼルス・タイムズによると、「大谷選手は銀行預金の様に信頼が置ける存在であり、経済効果をもたらす選手」と評価されますた。
大谷選手の昨年の年俸は、日本ハム時代から大きく減少し54万5,000ドル(約5,900万円)だったものの、チームにはその2倍以上の利益が得られたと報じています。
さらに、大谷選手のエンゼルス入団により、日本企業6社が新たなスポンサーとなり、その契約額は数十万ドルを上回ると推測されます。
球場近くの商業施設にも日本人客が急増
大谷選手が昨年投手としての先発試合は、観客動員が平均11%伸びており、これだけでも60万ドル(約6,500万円)の増収となり、大谷仕様のユニフォームやグッズはチーム1の売り上げとなりました。
エンゼルスのホーム球場近くのカリフォルニア・オレンジ郡のショッピングセンターも、大谷選手のメジャーデビューで日本人客が急増しているといいます。
DHないアメリカンリーグでは代打の1打席のみ出場可能
今季の大谷選手は、打撃専門となり、2リーグあるメジャーリーグではナショナルリーグではDH(Designated Hitter:指名打者)と守備につかずとも全打席に立てますが、アメリカンリーグではDHがなく、代打だけの1打席に絞られてしまいます。
そこで、大谷選手が平成29年までプレーした外野手で、62試合に出場し、90個の刺殺を記録し、失策はわずか1個で守備率は99%に上ることから、投手、打撃、外野手と三刀流の声もチーム幹部で上がっています。
これが実現すれば、さらに米国への経済効果も上がり、日米プロ野球史上初の三刀流となりますが、その分の負担も懸念されます。
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[2019.9.13]
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