国交省、相次ぎ海外航空会社の日本乗り入れ認可!上半期の訪日外国人客数は過去最大
中国、産業都市の煙台と福岡便を認可
国土交通省航空局は8月6日、中国聯合航空有限公司が申請していた中国聯合航空の外国人国際航空運送事業の日本乗り入れを認可しました。
中国聯合航空は、8月15日から福岡・(中国)煙台(えんたい)間を週2便就航し、機種はボーイング727の180席を使用します。
中国の煙台市は、山東省にある最大の漁港がある街で、対外的に経済が解放された沿岸都市です。また、産業都市としても急発展しており、環境や景観、投資環境の良さが中国でもトップクラスと言います。
訪日客、中国がトップ、6月は76万人、前年同月比3割アップ
福岡・煙台間の飛行時間は2時間10分から30分と近く、中国聯合航空は平成29年12月27日にチャーター便を就航した実績もあり、さらなる中国からの訪日が期待されています。
日本政府観光局によると、今年6月の訪日外国人客数を見ると、最も多いのは中国で76万900人と前年同月から29.6%も増加しています。
次いで韓国の60万6,100人と同6.5%増、台湾の45万6,900人の同5.4%増。香港が20万5,5000人と同1.8%増と、中国の伸びが一際目立っています。
ただ、訪日数では10万人には届かないものの、インドネシアは前年同月から46.4%増、タイが同42.2%増、ベトナムが同34.9%増と大きく伸びています。
タイやベトナムのLCCにも日本乗り入れ認可
国土交通省航空局では、すでに今年4月20日にはタイを拠点にするLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)のノックスクートから申請を受けていた外国人国際航空運送事業の経営許可について認可し、6月1日から成田・バンコク間を毎日就航しています。
さらに同局は5月7日には、ベトナムのLCCベトジェットが申請していた外国人国際航空運送事業についても経営許可を認可。6月24日より関西・ハノイ間を毎日就航しています。
まさしく最後の平成開国事業とも言え、観光産業には明るい話題となっています。
平成30年、訪日外国人客数3,000万人も現実的に
日本政府観光局によると、今年上半期(1月〜6月)の訪日外国人客数は、前年同月比15.6%増の1,589万9,000人と20の主要国・地域で過去最高を記録。今年は昨年の2,869万人を超え、年間3,000万人訪日が現実的となりました。
安倍政権が目指す「観光立国・日本」、2020年に訪日外国人客数4,000万人、消費額8兆円という高い目標も不可能ではなくなってきました。
これまで、ビザ(査証)の大幅緩和や消費税免税制度拡大など、これまでにない縦割りを破り改革した成果ともいえ、より日本の「文化」や「食」、「自然」、「季節」の魅力PRが期待されます。
●関連記事:「訪日外国人数増加でホテル開業大ラッシュ!「観光立国」に向け競争激化」[2018.3.12配信]
[2018.8.10]
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