ホンダ創業者・本田宗一郎氏の幼少時代の夢!日の丸「ホンダジェット」日本の空へ
小型ビジネスジェット機部門で世界一に
自動車メーカー・ホンダは、昭和61年から極秘でジェットエンジンの開発に着手し、幾度の研究・開発から小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を開発。
平成29年には、納入機数が43機に上り、米セスナ「サイステーションM2」を抜き小型ビジネスジェット機部門で初の世界首位となりました。
この「ホンダジェット」が欧米や東南アジアに続き、いよいよ日本で6月6日から受注を開始。
ホンダ創業者の本田宗一郎氏の航空業界への夢が日本で現実となります。
日本での販売、大手商社の丸紅と新会社設立
日本での「ホンダジェット」の販売やサポートは、大手商社の丸紅子会社の丸紅エアロスペースが「ホンダジェット・ジャパン」を設立してホンダに変わって代行します。機体の日本への納入時期は平成31年前半を目指しています。
最も興味となる機体価格は、平成30年度現在、525万ドル(約5億8,000)万円で、日本国内の空港84ケ所で利用可能です。
航続距離も長いため、日本全国他、東京からではソウルや北京、台北などアジアの主要都市までノンストップで飛行可能です。
さらに、最新技術と装備が加わった新型「ホンダジェット・エリート」
日本で販売されるのは最新の「ホンダジェット・エリート」で、独自開発技術は従来からのものを引き継いだ上、さらに最新技術と装備が加えられ、航続距離も約17%延び、エンジンノイズ低減によって機体内の静粛性をさらに向上させました。
さらに、離着離時や飛行時の安定性や安全性の機能を強化し、燃費効率も同等サイズのビジネスジェット機より優れ、温室効果ガラス排出量も低減しました。
「ホンダジェット・エリート」は、クラス最高水準の最高速度や最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性、航続距離を実現しました。
「ANAビジネスジェット」がチャーターサービスを開始予定
ANA(全日空)と大手商社の双日は、今年3月に、今夏には「ANAビジネスジェット」を設立し、「ホンダジェット・エリート」を活用したチャーターサービスを展開し、平成31年にはハワイに拡大することを発表ました。
東京・羽田空港でもビジネスジェット枠が1日8枠から16枠に増えており、チャーター便としても魅力ある移動手段となりそうです。
日本は、欧米や中東の富裕層と異なり、ビジネスジェットを利用する機会が少ないのも現実で、「ホンダジェット」が起爆剤になるのかが注目されます。
●関連記事:「鈍化するビジネスジェット機市場に「ホンダジェット」米セスナ社抜き首位へ!」[2018.2.26配信]
[2018.6.11]
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