日本に馴染んできたハロウィン?その経済効果は
ハロウィンって何のイベント?
日本においてハロウィンのイベントは、これまでのクリスマスやバレンタインに比べ身近ではありませんでしたが、ハロウィンの経済効果は年々拡大傾向です。
平成28年には、初めてバレンタイン関連の経済効果を抜くなど、今後もハロウィン関連市場は拡大のする予測です。
ハロウィンは年々規模が拡大し、仮装パーティーやイベント、パレードなど参加者も増えていますが、本来の意味を分かっている人々はどれくらいいるかは、あまり知られていません。
米国が商業化したイベント
日本でハロウィンは、ただ仮装をして皆で楽しむという一種のイベントのようにも思えますが、ハロウィンは、本来欧州の古代ケルト人の収穫祭が起源で米国では、人種、民族を超え楽しめるイベントとして商業化されました。
日本では収穫を祝ってカボチャなどに仮装して皆で収穫を祝うことがハロウィンとなっています。
祭といえば、それに伴う経済効果も期待できます。日本ではこれまでクリスマスやバレンタイン、スポーツイベント勝者の祝祭など、各々の方面で経済効果が見られますが、まだ馴染みの薄いハロウィンの経済効果はどの程度なのか。
経済効果は広島カープ優勝やクリスマスイベントよりは低いものの伸び代大
一般社団法人日本記念日協会によると、平成28年のハロウィン収穫祭の経済効果は、1,345億円となっています。日本の地域に関係なく全国でハロウィンのイベントなど行われていますが、今年、プロ野球セントラルリーグ優勝の広島カープの経済効果は400億円と、ある程度地域が限られてもハロウィンイベントよりも経済効果が高く、まだまだ伸びしろは大きいようです。
また、クリスマスの経済効果は約7,000億円とまだまだ開きがあります。
「ディズニーハロウィーン2017」は入場者数120万6,000人
ハロウィンのイベントは、東京・原宿の雑貨店キディランドで昭和45年に初めて「ハロウィン仮装パレード」が開催されました。
その後、平成9年には東京ディズニーランドで「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」が開始され、特に東京ディズニーランドのハロウィンイベントは、入場者も増大し経済効果も大きく、今年20周年の東京ディズニーランドではさらにバージョンアップが期待されています。
「ディズニーハロウィーン2017」の経済効果は、期間中の混雑予想カレンダーによるとディスニーランド、ディズニーシーで入場者数は120万6,000人となっています。
ハロウィン経済効果は、平成28年にはバレンタイン市場を超え急成長を遂げており、大人のハロウィン関連の消費は、子供の数十倍となり、売上も拡大しており、今後も成長が見込まれます。
●関連記事:「百貨店売上高,消費税率引上げ後初の前年プラス!景気回復で消費意欲向上?バレンタイン商戦や外国人の消費が下支え」[2015.3.25配信]
[2017.10.30]
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