エアアジア・ジャパン・中部国際空港に中部-札幌定期便就航!国内航空市場活性化へ
中部国際空港拠点に定期路線就航
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(エアアジア・ジャパン(株):愛知県常滑市 秦修社長)が、中部国際空港(同)を拠点とする定期路線を開きます。9月にも中部―札幌便を運航する方針。中部空港は、平成31(2019)年度上期、LCC専用ターミナル開設を予定しており、東南アジア最大のLCCグループであるエアアジアの就航で国内航空の市場が活性化します。
本格的なLCC拠点で新たな価格競争も
LCCは、機内サービスなどのコストを削減することで既存航空会社よりも割安な料金で座席を提供するサービス。中部空港では現在、日本航空(日本航空(株):東京都品川区 植木義晴社長)や、同社が出資するLCCのジェットスター・ジャパン(ジェットスター・ジャパン(株):千葉県成田市 片岡優会長)など計5社が札幌線を運航中です。エアアジア・ジャパンの参入を受け、同空港は本格的なLCC拠点空港となり、新たな価格競争も生まれそうです。
エアアジア・ジャパンからバニラ・エア、そして
エアアジアは平成23(2011)年、全日本空輸(現ANA HD:東京都港区 片野坂真哉社長)との共同出資で旧エアアジア・ジャパンを設立し、国内線に参入。同社は全日空の100%子会社となり、バニラ・エア(バニラ・エア(株):千葉県成田市 五島勝也社長)として再スタートを切りました。平成26(2014)年、新たに、楽天(楽天(株):東京都世田谷区 三木谷浩史社長)やアルペン((株)アルペン:愛知県名古屋市 水野敦之社長)などと新生エアアジア・ジャパンを設立。平成27(2015)年、中部空港内に本社を移しました。実に地道に、LCC参入に向けて地保を固めてきたのです。
LCC輸送人数は5年で3.5倍
国土交通省によるとLCCによる平成28(2016)年度の国内線輸送人員数は930万人。日系LCCが本格就航した平成24(2012)年度比で3.5倍と急拡大しています。成績とサービスの差が、実績に直結する厳しい業界です。活躍に期待しましょう。
●関連記事:「ANA傘下のLCC「エアアジア・ジャパン」合併解消で運行終了!新たなブランドでLCC市場に再参入」[2013.8.3配信]
[2017.8.7]
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