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企業が生物の多様性に配慮する取り組み拡大!セブンイレブンは森林認証紙パック採用

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取り組みの根底にあるのは「自然資本経営」
企業が生物の多様性に配慮する取り組みが、裾野を広げています。平成22(2010)年のCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)以降の動きが、大きな流れになってきました。根底にあるのは、「自然資本経営」という考え方。企業は自然資源を重要な経営基盤とみなし、保全しながら持続可能に利用するというもので、小売やメーカーからホテル業界まで、みな意欲的です。

セブンはお茶に森林認証の紙パック採用
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コンビニ大手セブンイレブン((株)セブン-イレブン・ジャパン:東京都千代田区 古屋一樹社長)は今年6月、全国2万店舗で販売するPB(プライベート・ブランド)の1000ミリリットルのお茶シリーズに、森林認証「PEFC」の紙パックを採用しました。PEFCは、生態系に配慮して計画的に管理されている森林から伐採したことを示す認証制度の1つ。それをパスした北米や北欧産の木材から作られた紙を使用し、紙パックにも明記しました。

一気に広がったPEFC
カゴメ(カゴメ(株):愛知県名古屋市 寺田直行社長)も、人気商品の「野菜生活100」で、別の森林認証「FSC」(森林管理協議会)の紙パックを採用。キリン(キリン(株):東京都中野区 磯崎功典社長)の「トロピカーナ」「午後の紅茶」も同様です。森林認証紙の採用は一気に広がった感があります。

レストランではASC認証のサーモンを
都内のホテル「パークハイアット東京」(ハイアットホテルアンドリゾーツ)のレストラン「ジランドール」は、海の生態系を守るASC(水産養殖管理協議会)認証のサーモンを食材に使っています。メニューに明記したところ、客からも好評だったそうです。消費者と企業側が共に地球のことを考えながら、消費を活性化させる。これは21世紀の消費の理想の形です。


[2017.7.8]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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