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ダイヘン:変圧器の製造工場で大規模な生産改革へ。工程の8割の自動化に成功

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製造工程の8割の自動化に成功
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工場のロボット化はもう珍しくありませんが、主力機材の微妙な作業までをロボット化する例も増えてきました。ダイヘン((株)ダイヘン:大阪府大阪市 田尻哲也社長)が、変圧器の製造工場で大規模な生産革新に乗り出しています。自社で産業用ロボットを製造してきたノウハウをフル活用し、溶接などの細かな作業など製造工程の8割の自動化に成功しました。

品質の安定からも自動化は不可避
ダイヘンの主力事業は、売り上げの半分を占める電力機器事業です。電力会社や商業施設に、変圧器などを納めています。太陽光発電の新設が減り、パワーコンディショナーの需要が落ち込んでいるため、平成29(2017)年3月期の電力機器事業の売上高は前期比6%減の667億円でしたが、事業の根幹であることは変わりません。しかし、熟練の作業員の確保が難しくなり、コスト削減だけではなく、品質の安定という面からも自動化が不可避となっていました。

人の姿がほとんどない製作所
香川県多度津町にある南電器製作所では、現場に人の姿がほとんどありません。所狭しと並んだ産業用ロボットが、容器の組み立てを黙々と進めます。ロボットは12台。さらに1億円を投資し、平成30(2018)年3月までに計20台にします。3人がかりだった容器に金具をとりつける工程も、ロボットの導入で2人体制になります。全体では、18人の人員が12人になりました。

ウハウ自体もビジネスに
自動化にあたっては、溶接する容器の位置を検知するセンサーの精度を高めたり、溶接ロボットや容器を搬送するロボットの動きを制御するソフトを開発したりする工夫が必要でした。複数のロボットの動きを協調させるシステムも採用しました。ここに、同社の産業ロボットの技術が生かされています。こうしたノウハウ自体が、ビジネスになる可能性もあります。


[2017.6.8]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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