トヨタ、スズキ、ダイハツ:新興国小型車組織を設立! アジア向け小型車事業参入
「新興国小型車カンパニー」設立
自動車業界でスズキ(スズキ(株):静岡県浜松市 鈴木修会長)と提携したトヨタ自動車(トヨタ自動車(株):愛知県豊田市豊田章男社長)は、完全子会社化したダイハツ工業(ダイハツ工業(株):大阪府池田市 三井正則社長)と、新興国向けの小型車事業で新組織を立ち上げます。
「新興国小型車カンパニー」
開発から調達、生産の準備をダイハツに一本化し、苦手の分野での体制強化を狙う戦略です。時期は、平成29(2017)年1月になりそうです。
開発から調達、生産の準備をダイハツに一本化し、苦手の分野での体制強化を狙う戦略です。時期は、平成29(2017)年1月になりそうです。
世界のトヨタ/小型車事業参入
トヨタは平成28(2016)年、車のタイプ別の社内カンパニー制を導入しました。年間販売台数が1000万台規模に拡大した巨大企業の課題である「意思決定のスピード」を速めるための制度です。
「小型車」「中型車」「高級車」など車のタイプに基づいて社内にカンパニーを新設し、各トップが製品企画から生産まで責任を負います。環境規制が強まる先進国だけでなく、トヨタが唯一、出遅れている新興国の小型車事業にも本腰を入れる姿勢の表れといえるでしょう。
ダイハツのDNGAを駆使
トヨタによると、第1弾として、ダイハツの車種をアジア各国の需要に合わせてトヨタの販売店で販売します。第2弾で、ダイハツが主導して設計した新機種を開発し、新興国で展開する方針。
ダイハツには、「DNGA」(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれる新設計手法があり、これを駆使してトヨタブランドの新モデルをつくるのです。
アジアでいまだ競争力のある小型車
マレーシアやタイ、インドネシアなどのアジア新興国では、まだ、小型車の競争力が維持されています。ダイハツがマレーシアの現地合弁企業を通じて販売してきた、燃費性能が高い5人乗りの小型セダン「BEZZA(ベザ)」も好調でした。トヨタブランドがいよいよ小型車に広がります。
[2016.11.01]
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