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スマホで鍵の開閉(ライナフ)/「スマートロック」市場拡大、「スマート内覧」が賃貸、民泊を進化

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不動産賃貸や民泊の現場を変える「スマート内覧」tinataibiru.jpg
不動産情報のサイトや不動産システムを扱う企業などが、相次いで「スマート内覧」事業に乗り出しています。スマートフォン(スマホ)を使い、簡単に鍵の開け閉めを操作できるサービスです。
実際の鍵が不要になるため、不動産賃貸や民泊の現場を変える可能性を秘めています。
今回は、ライナフ((株)ライナフ:東京都千代田区 滝沢潔代表取締役)を紹介しましょう。

三菱地所レジデンスも導入決定
同社は、平成26(2014)年11月設立。不動産のシステム開発に特化したベンチャー企業です。すでに三菱地所レジデンス(三菱地所レジデンス(株):東京都千代田区小野真路社長)が、同社のスマート内覧の導入を決めました。
鍵のやり取りがいかにもアナログ的だった不動産業界や、東京五輪・パラリンピックに向けて外国人への対応が迫られる民泊業界も、いま、高い感心を示しています。

sumartorokku.jpg専用アプリで予約。スマホをかざして開錠
扱い方は、いたって簡単です。部屋のオーナー側は、同社の鍵専用機器「Ninja Lock(ニンジャロック)」を玄関の鍵の内側に取り付けるだけ。機器自体は家電量販店でも購入でき、価格は1万8000円程度です。

一方、利用者は専用アプリをダウンロードし、行きたい場所の鍵を予約するだけ。スマホの画面に、「○○○マンション△△号室、12時から12時25分」などの情報が表記され、スマホをドアへ近けると、鍵が無線で動き、開け閉めをするのです。
部屋を内覧したい時は、事前にインターネット上で予約するだけでよく、不動産会社の担当者の立ち会いも不要になります。

履歴が残るため防犯対策も
誰がいつ入退室したかの履歴がデータとして残るため、不法侵入や犯罪も防げます。
アナログからデジタルへ――はあまりに使い古された言葉ですが、まだまだ社会の変化に合わせてIT化の商機はあるという証明といえます。

[2018.08.18]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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