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ソフトバンク孫社長、長期続投を表明/経営者の「引き際」と「後継者」選択の難しさ。

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カリスマ、続投を表明son.jpg
カリスマ経営者の「引き際」の難しさ。さらには、規定路線だった後継者に引導を渡す際の「演出」の難しさ。ソフトバンクグループ(ソフトバンクグループ(株):東京都港区 孫正義社長)の定時株主総会を見て、経営の難しさを考えました。孫社長が、長期続投します。

165億円の報酬が耳目を集めた後継者候補は...
退任するニケシュ・アローラ副社長は、孫社長が「後継者候補」として、鳴り物入りで招聘した人物。米国グーグル<http://www.asahi.com/topics/word/グーグル.html>(米国カリフォルニア州 スンダー・ピチャイCEO)の最高事業責任者を務めた経験と能力を買われての就任で、報酬額の165億5600万円が話題になりました。

最近は、母国インドなど新興国のベンチャー企業への投資に熱心で、米国の携帯通信会社の再建を優先する孫社長との"路線対立"がささやかれていました。

softbank.jpg「情報革命のチャンスに欲が出た」
株主総会で、孫社長は、「来年に社長を辞めようかと思っていたが、(経営への)欲が出てきた」と説明。
「来年8月の60歳の誕生日の夜、会社幹部や友人を呼んでパーティーを開き、そこで『明日からニケシュが社長になる』と明かして、みんなを驚かせる」つもりでいたといい、アローラ副社長の"重さ"を強調。
そのうえで、「だが人工知能(AI)の本格普及が迫り、情報革命のチャンスが広がり、もう少し続けたいと思うようになった」と話しました。

続投劇、海外にはどう映る?
総会では、社外取締役の柳井正氏((株)ファーストリテイリング:山口県山口市 柳井正会長)が、「60歳で引退なんて冗談じゃない」と援護射撃。永守重信氏(日本電産(株):京都市南区 永守重信会長)も、「経営意欲は年齢ではない」と語り、孫社長を支持しました。
株価は上がり、市場も好反応です。真相は不明ですが、この続投劇が海外にどう見えるかが気になります。

[2016.07.08]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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