沖縄の中古マンション市場が熱い! 億ションも即完売で、外国人投資家も参戦か?
新築物件は翌年25%増しで売買
沖縄の中古マンション市場が活発です。2年目に新築した物件が25%増しで売買されるなど、大幅な伸びが顕在化してきました。人気の中心は、利便性と眺望のよさを兼ねあわせた高級マンションですが、一般的な物件も好調です。地価も上がっています。背景を見てみましょう。
変化のきっかけは、県内の大型リゾートマンションでした。たとえば、2010年に建てられた北谷町の「アルトゥーレ美浜」(19階建て、421室)。販売当時の売れ行きは鈍かったものの、翌年に東日本大震災と福島第一原発事故起きると、その影響を心配した親が子どもを避難させる目的で購入するケースが相次ぎ、完売。こうした新住民は、数年後、沖縄を離れていきますが、入れ替わるように、アベノミクスによる株高で利益を得た個人投資家が入ってきました。経済状況が改善してくると、本土のリタイア層がこれに続きました。
最高1億3000万円の高級物件も即完売
こうして購入時より10~25%増の高値で売却する物件が増える中、今年5月に那覇市の新都心エリア「おもろまち」にできた県内最高層、最大規模のツインタワーマンション「リュークスタワー」(30階建て、676戸)は、購入希望者が殺到、即完売という状況です。最高価格帯1億3000万円の高級物件が、です。今後は、東京や首都圏と同じように、外国人投資家も参入するでしょう。
東京都区部でもマンション価格は上昇しており、不動産経済研究所の調査では、今年8月の平均価格は1戸当たり6502万円。地価の上昇、資材価格の高止まり、人件費など建築コストの高騰という「トリプル高」が理由です。しばらくは、沖縄、東京ともマンションのミニバブルが続きそうです。
[2015.11.4]
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