飲食店空席状況:スマホで検索可能/食べログ、ヤフーの空席レーダー、ホットペッパーグルメ、一休レストラン、OZmall 勝敗のカギは!
「スマホで予約」1日7万件
みなさんは、レストランや居酒屋、小料理屋などの予約で、どのくらいスマートフォンを利用しますか? 電話予約が当たり前だった「店探し」に、今、インターネット予約の波が押し寄せています。スマホがあれば、店やメニューの案内や口コミ情報から、予約、さらには「空席情報」まですぐ分かります。便利なような、味気ないような、要は使い方次第ですね。
飲食店などの口コミサイト「食べログ」がネット予約システムを導入したのは、2013年です。当初2200店だった利用店は、1年で5倍に増えました。現在、1日の予約件数は7万件以上といいます。情報サイトに利用料を支払いますが、メリットも大きい。忙しい時間帯の電話対応が楽になるし、休日や深夜でも予約を受けられます。客数が少ない時間帯や曜日、季節にあわせ、ネットで受け付ける席数を調整すれば、効率化、収益増にもつながるのです。
上質なクチコミ情報がアップされるかがカギ
同じスマートフォン向け飲食店予約アプリ「ヤフー予約 飲食店」は今年9月、新機能「空席レーダー」を加えました。飲食店側は「空席」「満席」の最新情報をリアルタイムでアップし、それが地図上に表示されます。各店の情報が集約されるため、利用者はスマホの地図上で、すぐに入れる店を探せるのです。もう、2次会での店探しに苦労することはありません。
「食べログ」「ヤフー」のほか、「ホットペッパーグルメ」など新興勢力や、10年前からこの事業を手がけている"老舗"の「一休レストラン」や「OZmall(オズモール)」も軒並み好調のようです。かつては、苦労して店を探し、なじみになる店を開拓していったものですが、利用者が"不便さ"を求めることは、おそらくもうありません。とすれば、各社の勝敗のカギは、その店に関するクチコミ以上の「情報の質」ということになるでしょう。
[2015.10.14]
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