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JR東日本、北陸新幹線の増収295億円超!金沢駅西口の地価上昇率は銀座超え

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高崎・金沢間でも増収2倍
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JR東東日本は5月14日,北陸新幹線の開業による今年度の増収額が295億円を上回る見通しを発表。JR西日本でも今年度に130億円の増収を見込んでいます。
JR東東日本によると3月14日の北陸新幹線、金沢延伸開業後の半月間で増収は20億円。4月の利用客は高崎・軽井沢間で前年の約2倍。JR西日本の上越妙高・糸魚川間も2.8倍を記録しました。
国内トップクラスの観光都市、京都や悠久など観光資源に恵まれているものの、今後、北陸新幹線の金沢・敦賀・大阪の未確定ルートも魅力が期待されています。

今のところ京都に影響はなし
北陸新幹線は今年3月に金沢まで開業し、東京と2時間半で結ばれました。京都などは現在のところ首都圏からの観光客や北陸出身の大学生の確保に大きなマイナスは出ていません。ただ、敦賀以西のルートの開業で交通結節点の京都駅を通過するかどうかは直接的な影響が出ると見られています。
北陸新幹線は,平成35年に敦賀延伸を前倒しすることが決まり、早ければ与党プロジェクトチームは敦賀以西ルートに関する委員会を設け,早ければ今国会に議論を始めるとしています。

金沢西地区、塚上昇率17.1%増
北陸新幹線の開通で大きな話題となった金沢では、不動産価格も大きく寄与する結果となりました。国土交通省が3月8日発表した公示価格は,JR金沢駅西側の商業地調査地点の上昇率は全国1位の前年比17.1%増。地価上昇の前年比最高地点である東京・銀座の14.2%を超えました。
地方の不動産価格下落がすすむなか、金沢駅徒歩エリアは住宅地や商業地区ともに上昇を記録。上越新幹線開通効果がみられます。

北陸新幹線,大阪延伸は北海道新幹線開通後
北陸新幹線の敦賀・大阪間の完成は、北海道新幹線などの整備が終了次第に見込まれるため、早くても平成32年以降とされています。出遅れが響いて苦戦しているリニア中央新幹線の京都駅誘致などの教訓を生かせるか今後、激化する都市間競争に生き残りをかけます。
現在,金沢駅西口近辺では大きな再開発が進んでいます。金沢市は古くから金沢城後や兼六園など東口を中心に栄えただけに、今後も西口エリアの地価上昇が続くと見られます。

[2015.6.2]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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