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首都高中央環状線開通効果、1ケ月で渋滞4割解消!物流は配達時間安定,、観光は滞在時間延長

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渋滞緩和効果、12,000人分の労働力に匹敵
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東京都と首都高速道路は,3月7日全線開通した首都高速中央環状線の約1ケ月間の開通効果を発表。首都高速の渋滞は全線で約4割減少したほか、中央環状線の内側に当たる都心環状線の交通量は約5%減り、一般道の混雑も緩和されました。これは、12,000人分の労働力に匹敵するといいます。
東京都によると、都心環状線は平日の交通量が1日平均39万台から開通後は37万台に減少。リムジンや観光バスなど所要時間のばらつきも減少し定時性が向上しています。

新宿・羽田、所要時間19分
羽田空港のリムジンバスは、4月のダイヤ改正から混雑時の所与時間のばらつきが最大30分から15分に短縮。新宿から羽田空港まで、混雑時の11時台でも所要時間は40分から19分に短縮され利便性の向上がみられます。
一方、都心環状線では高さ4.1メートルの高さ制限が緩和され,国際基準のコンテナ車が一般道から都心環状線を利用することにより、山手通りや環七通りの渋滞解消にも繋がりました。

首都高速計画、維持・修繕も骨子に
首都高速道路は5月20日,定例記者会見で「中期経営計画2015-2017]を発表。「安全・安心の追求」「快適・便利なサービスの提供」「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて」など6項目を骨子としました。
高速道路事業においては,維持・修繕として「首都高速道路310.7kmの維持・修繕」が挙げられ、首都高1号羽田線や、池尻・三軒茶屋間では床版補強などが挙げられています。新しい路線の開通で利便性が増すなか、半世紀を超える首都高速の保守も重要骨子に挙げられました。

宅配時間の安定,観光地は滞在延長
首都高速中央環状線の開通により東名高速や中央道,関越沿線のドライバーや、湾岸エリアから東名高速、中央道へのルートを使う運輸業など宅配時間の短縮や配達時間の安定など恩恵が受けられそうです。また、訪日外国人が過去最高を記録するなか,各観光地では滞在時間の延長などの効果が期待できます。
東京都心を走る首都高速の中央環状線開通で首都圏のヒトやモノの流れを変えつつあります。

[2015.5.27]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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