「ふるさと」を海外へ!地方産品の海外販売支援に5億円:経産省
「地方発クールジャパン」新規プロジェクト発動
経済産業省は5月14日、世界にまだ知られていない、日本が誇るべき優れた地方産品を選定し、海外に広く伝えていくプロジェクト「The Wonder 500(ザ・ワンダー・ファイブハンドレッド)」を開始すると発表しました。
このプロジェクトは、平成26年12月に策定された「地方創生総合戦略」をふまえた「ふるさと名物発掘・連携促進事業」の一環として行われます。ふるさと名物を活用した地方発クールジャパンの推進の一環で、事業予算は総額5億円です。
「ものづくり」「食」「観光」など500商材を海外へPR
対象商材数はプロジェクト名が示す通りの500商材。カテゴリーは伝統工芸に代表される「ものづくり」や「食」、農業・漁業体験などを含む「観光」といった、海外の人に購入・体験してもらえる可能性を持つ、日本各地の「ふるさと名物」商材を発掘し、事業者とプロデューサーをマッチングする「ネットワーク拡大」、海外の消費者・バイヤーへのマーケティングを支援する「PR&マーケティング」の活動を行う計画です。
隠れたふるさと商材発掘に公募枠も設定
商材の発掘については、全国に派遣されるプロデューサーの推薦と地方事業者への公募の2つのプロセスで選定。5月18日から6月12日まで公募を行い、選定審査を経て、9月上旬ごろまでに選定した500のふるさと名物が公表されます。
プロジェクトの成果については、商談の成約件数、商品の売上、海外メディアでの露出度などで検証するとしています。
商材が生まれるストーリーにも着目
なお、各地の優れた商材そのものの魅力だけでなく、商材が生まれ、育てられているストーリーにも着目するとのこと。
500商材のストーリーを紹介するために、英訳付き「ふるさと名物ストーリーブック(仮称)」を制作し、現地のメディア、バイヤー、旅行会社の国内担当者など、海外販路開拓の主要な関係先に配布し、それぞれの多言語ストーリーや写真を紹介するウェブサイトを公開、海外市場における需要拡大を図ります。
[2015.5.23]
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