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「激安の殿堂」が「高級店」に?!ドン・キホーテが白金台に実験店舗オープン

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高級住宅地に「ドンキ」進出!新たなターゲットはシロガネーゼ?
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5月15日、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ(ドンキ)」を運営する株式会社株式会社ドン・キホーテ(東京都目黒区青葉台2‐19‐10/代表取締役社長:大原孝治氏)は、都心エリアの一等地を商圏とした新型店の出店を発表しました。
店舗の名前は「プラチナ ドン・キホーテ白金台店」。都内有数の高級住宅街として知られる港区の白金台はプラチナ通り付近で、5月29日にオープン予定です。

テナントに松坂牛専門店/テーマは「驚安感、猥雑感、高級感のミックス」
ドン・キホーテの既存店といえば、「安さの殿堂」というユニークな枕詞を掲げる通り、割安感(驚安感)と、「圧迫陳列」と呼ばれる独特の商品レイアウトによる猥雑感、カオス感が特に評判でした。
「プラチナドンキ」では、そこに「高級感」のテイストを加えるとのこと。店舗は白と金をベースにした落ち着いた雰囲気に統一し、既存店とは差別化。食品コーナーには青果や惣菜のほか、松坂牛専門店「朝日屋」(株式会社朝日屋/三重県津市北丸之内20/代表取締役社長:香田佳永氏)が初めてテナント出店するなど、高級食材を充実させ、お買い得感と品質の拡充を目指します。
 
グループ店舗数300店達成!海外事業も強化
平成元年に1号店をオープンして以来、ドン・キホーテは着実に業績と店舗数を拡大しています。最近では、5月2日に大阪の豊中店をオープンしたことにより、グループ店舗が300店を達成。売上高は7000億円を超えています。
また、海外では、平成18 年より米国ハワイ州でドン・キホーテUSAを3店舗展開するほか、25 年には米国カリフォルニア州に9店舗・ハワイ州に2店舗の計11 店舗を展開するマルカイコーポレーションをドン・キホーテグループに併合するなど、海外事業も強化。東京オリンピック開催予定の平成32年(2,020年)にはグループ500店舗を目指すとしています。

「ミスマッチ」「治安悪化」懸念も
ドン・キホーテは元々、海外の高級ブランド品の取り扱いもありますが、「高級店」の出店は創業以来初の試みです。
一方、白金台という高級住宅街への出店について「ミスマッチ」と非難する意見や、大型店の24時間営業に対しても「治安が悪くなりそう」と懸念する声も少なくはないようですが、「常に新しいことにチャレンジする」という開拓精神は見習いたいもの。また、オリンピック開催に向けて進化し続ける東京の経済を、さらに活気づけてくれることを期待します。

[2015.5.21]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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