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「おもてなし」が評価,「旅行・観光競争力」で日本は9位に浮上!さらなるランクアップへの課題は明確

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日本,前回の14位から9位にランクアップ
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世界経済フォーラムが5月6日発表した今年の「旅行・観光競争力ランキング」で、日本は前回の14位から9位に順位を上げ、平成19年の調査開始以来、過去最高の順位となりました。日本は過去の調査に続き、鉄道網の整備や衛生面での状態,飲用水へのアクセスなど順位は高く,今回の調査で「客の待遇」の項目で首位となるなど「おもてなし」の心が高く評価されました。
調査の対象は、141ケ国・地域でアジア・太平洋地域では豪州が7位と最高位となりシンガポールが11位、香港が13位、ニュージーランドが16位と20位以内に入りました。

首位スペイン、観光とネット情報の整備が評価
上位10ケ国には半数以上が欧州が占めており、スペインが初めて首位に浮上しました。文化面で観光資源が豊富なことに加え,旅行者がスマートフォンなどネットで情報を集める傾向が強くなっていることに対応していることが評価されました。日本も訪日外国人向けのWiHi(無料LAN)の導入が進んでいますが外、国語対応など学ぶべきこともあります。
前回首位のスイスは、通貨高の影響などで6位に下がったほか、環境汚染大国の中国が17位に入るなど意外性もみせました。

日本「テロ発生」「殺人発生」の低さ,ともに1位、2位
今回の調査から安全性の評価に「テロ発生率の低さ」と「殺人事件の発生率の低さ」がくわわり、日本はそれぞれ1位,2位だったことも貢献しました。日本は、平成32年には東京五輪・パラリンピックも開催されテロリスト対策も進んでいます。安倍政権は、警備強化策として「顔認証」によって群衆からテロリストを早期発見するシステムの構築を目指し,データ収集には小型無人機「ドローン」も活用する方針です。
日本は治安対策に万全を期すとともに、日本の科学技術の高さを世界にアピールすることも狙います。

「WiHi使えない」「英語通じない」不満も
一方,「おもてなし」力で,訪日外国人を呼び込む日本ですが、すべてにおいて完璧ではありません。WiHiの普及の低さや、英語力など圧倒的に語学障壁の高さが挙げられています。地下鉄の路線図や行き先案内,飲食店のメニューなどネットを活用すれば不満も解消するでしょう。日本人には当たり前のものも外国人旅行客にとっては珍しいものだらけです。外国人旅行客のニーズを汲み取ることで「おもてなし」はさらに向上され、さらなるランキングアップも十分に期待できます。

[2015.5.13]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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