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経産省「産業動態統計調査」クレジットカード業、ゴルフ場、遊園地・テーマパーク業で前年から売上高大幅改善!

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クレジットカード取扱高,39ケ月連続前年売上高超え
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経済産業省は4月13日,2月の特定サービス産業動態統計調査を発表。調査対象の業種で規模が最大の対事業所向けサービス業のクレジットカード業の取扱高が、前年同月比7.1%増の3兆4,388億円となりました。プラスは39ケ月連続で会員数の増加などを背景に、百貨店や総合スーパーなどでの利用が続いています。
消費者のクレジットカード利用に対する抵抗感は年々下がっており、食品スーパーや量販店でもクレジットカードの利用は増加傾向。電子商取引での利用増加も取扱高の拡大に繋がっています。

産業動態統計調査:景気や雇用動向、産業構造把握の資料
特定サービス産業動態統計調査は、対事業所向け10業種と、対個人サービス業向け9業種の売上高や利用者数などを経済産業省が取りまとめ月次で公表。同調査は、景気や雇用動向の判断材料や産業構造の把握の資料として使用されています。
2月の調査業種の売上高について前年同月比でみると対事業者向けサービス業が10業種中8業種で増加。対個人サービス業向けも9業種中7業種がプラスとなりました。

対事業所、対個人向けサービス業とも業種で明暗
対事業所サービス業10種の内訳では規模別で「クレジットカード業」の次に「情報サービス業」が7,891億円と前年同月比0.2%増。「エンジニアリング業」が7,304億円と同2.8%減となりました。
一方,対個人サービス業では、規模が最大の「パチンコホール」が3,417億円と同2.0%減少。「葬儀業」が543億円と同3.1%増加しています。規模は388億円ながら「ゴルフ場」は同45.2%増と大幅に回復。「遊園地・テーマパーク」が同32.5%増。「ゴルフ練習場」も同18.5%増と前年を上回っています。

東京ディズニー「アナ雪」効果絶大
昨年2月は、記録的な大雪に見舞われ客足が鈍った反動が生じゴルフ場や遊園地・テーマパークは今年大幅に売上高が改善。東京ディズニーランドで行われた「アナとエルサのフローズンファンタジー」なとのイベントが売上高に寄与しました。
一方,北陸新幹線が開通したばかりの金沢では、国内外から観光客が押し寄せています。日銀金沢支店では景気について「回復」と前月から引上げるなど今後、株高など消費マインドが改善し地方への経済波及効果が期待されます。

[2015.4.16]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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