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ディズニー・「アナ雪」大ヒットでピンチ「ハローキティ」!サンリオ、アニメ映画「くるみ割り人形」で対抗

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アカデミー賞2部門を受賞
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米メディア大手のウォルト・ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」は、今年の米アカデミー賞で長編アニメーション部門と主題歌部門を受賞。日本を始め海外でも人気が高く、米映画情報サイトのボックス・オフィス・モジョによると興行収入は公開から半年で11億ドルを突破したと発表しました。
関連するキャラクター商品などを販売するコンシューマープロダクツ部門も16%増収、営業利益は37%増加。ディズニーランドなどテーマパーク部門も営業利益が19%増加するなど市場予想を上回る経済効果となりました。

ハローキティ、アナ雪の影響で売上高減少
北米では「アナ雪」関連グッズが人気となり、これまで人気だったサンリオのハローキティなどは、今年4月〜9月期に量販店で陳列棚のシェアは低下。サンリオの北米の売上高、利益とも当初計画を大きく下回り、来年3月期の売上高の予想は増収予想から一転、前期比2%減の758億円に下方修正しました。
ハローキティは今年,世界中で40歳の誕生日を祝い、この間に衣料や玩具などキティグッズは世界で約5万店に上ります。今も人気の高いキティですが「アナ王女」と雪だるまの「オラフ」は最強のライバルとなっています。

「くるみ割り人形」:34年前のネガフィルムにCG加工
サンリオは「アナ雪」に対抗するように11月29日、人形アニメーション映画「くるみ割り人形」を公開。この作品は、昭和54年に劇場公開されたサンリオ製作の人形アニメーション「くるみ割り人形」のネガフィルムを使用。CG(コンピューターグラフィックス)を全編に加え新たなシーンも追加し、まったく新しい作品となりました。
伝統的なアニメーションと最新のCGが融合したファンタジー世界をじっくり堪能できるないようになっています。個性豊かなキャラクターたちが人気となるか注目されます。

サンリオグッズ:在庫を持たないライセンスビジネス
サンリオは「くるみ割り人形」を起爆剤として本業のライセンス事業の拡大を進める方針。サンリオはこれまで在庫を持たないライセンスビジネスに特化し、自ら商品を作るリスクを避けてきましたが、同社の辻社長は物販事業に力を入れると表明しています。
サンリオでは、いくつものキャラクターを抱えていますが、国内外を問わず「くるみ割り人形」の公開をを機に、新たなグッズ販売に繋げる戦略を進める方針です。

[2014.12.17]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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