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まさかの富士フィルム「写ルンです」からエボラ出血熱「治ルンです」へ!各国政府から治療薬供給依頼

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フランスで女性エボラ出血熱患者退院,治療薬に「アビガン」
フランス保健省は10月4日,リベリアでエボラ出血熱に感染した女性がパリ近郊の病院を退院したことを発表。この女性の治療で使用された薬の一つに富士フィルムグループの富山化学工業が開発したインエルエンザの治療薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)が含まれていました。
富士フィルムは、フランス保健省からエボラ出血熱の治療用としてアビガン錠の提供依頼があり,日本政府と協議の上,緊急対応としてこれに応え供給しました。フランス政府とギニア政府は、11月からギニアでエボラ出血熱に対応するアビガン錠の臨床試験を始めることを検討しており,富士フィルムは日本政府と協議しながら協力する予定です。

米オバマ大統領、すでに治療薬としてFDAへ申請
富士フィルムのアビガン錠は,すでに今年8月に米国でオバマ大統領が治療薬として利用できるよう申請する意向を示しており現在,FDA(米食品医薬品局)が協議中です。
一方,ドイツでは10月4日にフランクフルト病院に搬送されたエボラ出血熱患者の治療のためアビガン錠を投与。ドイツからアビガン錠の提供依頼を受け日本政府と協議の上、緊急対応しました。日本政府は、感染が広がるエボラ出血熱に対して日本企業が開発した治療薬を提供する準備があると表明しています。

医薬品のほか化粧品も、事業の多角化
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富士フィルムは、社名からも写真用のフィルムを作っていた会社で、現在ではデジカメが当たり前の世の中に見事に方向転換。医薬品のほか化粧品など幅広い事業を営みます。写真フィルムは、かつて米コダックや独アグファ、日本の富士フィルム,コニカ4社の独占市場。アグファは、ニッチな医療用市場へ絞り込み、コニカはミノルタと合併しデジカメや複写機で市場を獲得しました。
唯一,写真フィルムでは、世界一のシェアを誇っていたコダックは、企業買収など図ったものの事業の多角化に慎重になり過ぎ、平成24年に破綻しました。

「写ルンです」が大ヒット!世界一のコダック追い抜き世界一へ
富士フィルムは、日本がバブル期に写真フィルムにレンズをつけ撮影可能とした画期的な製品「写ルンです」を発売。ユニークなコマーシャルで大ヒット商品となりました。売上高では,平成10年に世界一のコダックを追い越し世界のトップメーカーとなりました。
その富士フィルムが世界も驚くエボラ出血熱の特効薬を供給するとは、数年前までには考えられなかったでしょう。富士フィルムやコニカミノルタは多角化で生き残り、「写ルンです」から「治ルンです」へ、世界の信頼を経てエボラ出血熱の治療薬を供給します。

[2014.10.17]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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