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羽田空港と都心結ぶ新アクセスにJR東日本、東急+京急、モノレール新線構想!国交省は羽田・成田直結案?

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東京、新宿、新木場駅から空港へ直結、所要時間は半分
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JR東日本は8月19日、東京や新宿など都心と羽田空港を結ぶ新線構想を発表。平成32年の東京五輪開催までに都心の主要駅から羽田空港まで所要時間を現在の約半分に短縮します。
新線構想は、東京駅と新宿駅、新木場駅を発着駅に羽田空港まで乗換えなしで結び、時間短縮で輸送力は約8割増えます。訪日外国人2,000万人の目標を掲げる安倍政権の目標に向け羽田空港を核にしたインフラ整備が進みます。

羽田国際線発着枠は五輪開催まで9万から13万回に拡大
羽田空港の国際線発着枠は、平成32年までに現在の9万回から13万回に増える見通し。現在,羽田空港と都心を行き来する約6割が東京モノレールか京浜急行を利用しており、発着枠が増加すれば2つの路線だけでは対応できません。
東京入国管理局によるとお盆の期間(8月8日〜17日)、羽田空港の国際線の利用者は35万人と前年から44%増。これまで最も多かった平成24年をさらに10万人上回り過去最高となりました。一方、成田空港は前年から6.6%減と国際線の利用者が成田から羽田に移る傾向が鮮明になりました。

蒲蒲線の開通で空港から自由が丘33分
羽田空港の国際線発着枠拡大を巡り、東京都大田区などは東急蒲田駅と京急蒲田駅を地下で結び羽田空港へアクセスする蒲蒲線構想も発表。実現すれば羽田空港から東京西部の自由が丘まで現在の51分から33分に短縮されます。
一方、東京モノレールは、現在の浜松町駅から東京駅まで路線を延ばすことを8月19日の国土交通省交通政策審議会の小委員会で説明。現在は羽田空港から東京駅まで乗換えで28分かかるところが22分に短縮するとしています。同日には、JR東日本も新線構想を小委員会に説明。同委員会は東京の鉄道網の在り方を調査するとしています。

国交省案:羽田から都営浅草線経由で成田まで直通
鉄道各社は、羽田空港利用客の取り込みに積極的に動いていますが,国土交通省も都営地下鉄浅草線を経由して羽田空港と成田空港を結ぶ最速の新線を計画。政府予算案にも調査費が計上されているものの、東京五輪までには間に合いそうもありません。
東京都心と羽田空港を結ぶ新たな交通網は、東京五輪の開催で利用者対策は必至。7月には,円安やLCC(格安航空会社)の新参入・増便で訪日外国人は過去最高を記録。羽田空港の新アクセスに国土交通省の舵取りが注視されます。

[2014.8.29]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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