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「夢の田舎暮らし」若者に急増!移住のカギは「医療」と「仕事」、地域の魅力再発見で人口流出に歯止め

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田舎への定住希望、20歳代では4割に迫る
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内閣府は8月9日、「農山漁村に関する世論調査」を発表しました。「都市住民の農山漁村地域への定住願望の有無」の項目において、都市部の住民では、定住を希望する人が31.6%で、前回平成27年調査より11ポイント増加しました。年齢別では20歳代が38.7%で最多となっており、定年退職直後とみられる60歳代も33.8%と3割を超えています。

「夢の田舎暮らし」も不安は「医療」と「仕事」
一方、農山漁村地域への定住希望が最も低かったのは70歳以上で、願望があると答えたのは23.5%。体調不安等により、医療機関へのアクセスにも「不便さ」が連想される地方での生活に消極的になる傾向も伺えます。
なお、希望者に定住のために必要な条件(複数回答)については、「医療機関の存在」が68.0%で最多。次に「生活が維持できる仕事があること」(61.6%)と続いていますが、高齢者だけでなく若年層においても、その地に暮らし、子どもを産み育てることまで考えると、医療の充実が最優先されることは間違いありません。

「田舎留学」から四半世紀〜Iターン決意した30代
この春、知人である東京出身の30代男性が東北の某町に移住しました。聞いてみると25年前、自治体の行っている都市農村交流の一環として、小学5年生の1年間をその町で過ごした経験があるとのこと。その頃の友人やホームステイ先の家族とは大人になっても交際が続き、都市農村交流の運営スタッフとしても活動を続けるなかで、「田舎暮らし」を現実的に考えるようになったと言います。
移住先は客観的に見ても、特に際立った特徴は感じられず、先の「医療」「仕事」といった面でも不便が多い印象の地域です。だからこそ、時間をかけて土地や地域の人々の魅力を理解した上で移住を決めた彼の意志は、地元の人々にとっても嬉しいものでしょう。

地域力向上で地方の人口流出に歯止めを!
夏のこの時期、「最大の関心事は高校野球」という人も少なくはないでしょう。本稿執筆時点では、異例とも言えるほど東北勢が好調です。従来、東北地方では実力のある球児が関東の私立強豪校に引き抜かれる例も多いのですが、特に宮城県大会では4強全てが公立校でした。
そのうち3校が津波の被害を受けた沿岸地域の高校であったため「東日本大震災の影響で人材流出が減ったのでは」との見方もあります。その真偽は図りかねますが、苦難を乗り越えて活躍する若者の姿に、地域も活気づいているに違いありません。

国内では人口減少が大きな社会問題となっています。政府の有識者委員会では、人口減少によって自治体の1/4が消滅する可能性があるとの指摘も。それを防ぐためには、地方の人口流出に歯止めをかける政策が必要ですが、形式的な政策だけでは意味がありません。その土地の魅力を知ってそれを活かす自助努力は不可欠です。

[2014.8.20]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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