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農林水産物輸出額過去最高!日本酒も世界的に人気上昇、100憶円の大台突破

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農林水産物輸出額5,500億円超、過去最高を記録
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平成25年の農林水産物・食品の輸出額が前年比22.4%増の5,506億円と過去最高になりました。
農林水産省によると、25年の輸出を品目別で見ると、農産物は3,137億円と17%増加。円安の追い風に加え、欧米やアジア圏ですしなど日本食ブームの過熱により、日本の食材や日本酒などの需要も高まっています。

「SAKE」世界的に人気上昇、日本酒輸出額105億円
なかでも日本酒の輸出拡大は著しく、こちらも過去最高を記録しています。
国税庁が2月19日に発表した「平成25年酒類の輸出動向について」によると、平成25年の酒類の輸出金額は約251億円で、現在の品目分類による比較が可能な昭和63年以降で過去最高となっています。
輸出品目の中で最も多いのが日本酒の105億2,400万円で、初めて100憶円を突破。前年との比較でも17.6%増加しています。観光庁などによるPR効果もあり、海外で日本酒人気は今後さらに上昇することでしょう。

文化・宗教の垣根越え、国際普及目指す
生産現場でも、輸出に対する意欲は高まっています。全国各地で、地域の企業が合同して輸出に向けた統一ブランドを創設し、商談会を行うという動きも広まっています。
また、輸出先の文化や宗教的背景を踏まえ、イスラム教徒が食べられる食品やサービスに与えられる認証「ハラル」やユダヤ教の認証「コーシャ」の取得に乗り出している企業も少なくはありません。

8年後には輸出額1兆円に拡大!
政府は昨夏まとめた「日本再興戦略」で、平成32年までに農林水産物・食品の年間輸出額を1兆円に倍増させることを目指し、品目別の目標額を設定しています。水産物は24年の1,700億円を3,500憶円に、日本酒などを含むコメ関係は130億円から600億円に増やす方針です。
日本国内では「コメ離れ」「和食離れ」「日本酒離れ」と叫ばれて久しいですが、農水省の推計によると、海外の日本食レストランは25年3月時点で約5万5,000店。8年の2万4,000店から大幅に増加しており、日本産の食材が入り込む余地はさらに広がることでしょう。国内需要が縮小傾向にある中、輸出拡大はぜひとも果たしたいものです。


[2014.3.17]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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