丸井、初の九州・博多出店!地元ニーズ獲得が地元に根差す鍵
博多駅に隣の日本郵便跡地は再開発、テナントで丸井出店
丸井グループは10月29日、JR博多駅に隣接する日本郵便が再開発を手がける商業ビルにテナントとして出店することを発表。同グループの九州初の出店となります。
150万人の人口を有する福岡市は、集客力も高く九州最大の都市。商圏は北九州市や佐賀県にまで広がり九州新幹線の開通で九州全域はもとよりアジアからの外国人観光客の玄関口にもなっています。博多から電車で1時間圏内の人口は400万人を超えます。
博多への乗降客は1日36万人、地下鉄延伸でさらなる集客も
博多は、JRほか市営地下鉄も乗り入れ1日の乗降客数は約36万人に上り、平成32年には地下鉄七隈線延伸も計画。さらなる集客も見込め、近隣には博多阪急やアミュプラザ博多、博多デイトスなどの大型商業施設もあり過剰気味。活気のある地下街の専門店などもありライバルがかまえています。
丸井グループでは、平成28年春の開業を予定しており、これまで平成19年の有楽町マルイや21年の新宿マルイ本館、23年の京都マルイ同様、九州在住の顧客からの意見を聞き入れ店づくりをするとしています。
福岡市、人口流入都市で増加中
丸井グループは、政令都市を中心に出店を進める方針を示し、福岡への出店はその一環となります。福岡市の人口は10月1日現在、150万6,313人と前年同月から0.9%増と少子高齢化の逆の流れ。衣料品など顧客層と見込んでいる20~30代の女性は、総務省によると全国平均で22.9%に対し福岡市は29%と高く消費意欲旺盛な若い女性をターゲットとする狙いです。
同グループの若島取締役は10月29日の会見で「福岡は将来の発展が見込める有望な市場」とコメントしています。
丸井グループカード事業、22%UPの大幅増加
丸井グループの今年3月期の売上高は4,073億円。10月24日発表した今年9月の売上高は、キャンペーンやカード会員優待セールが顕著で小売事業全体で前年同月1%増となりました。カード事業では、ショッピングが同22.4%増、キャッシングが同12.3%増とニーズを捉えます。
博多周辺では、天神のパルコが来年秋に新館開業計画や、ソラリヤプラザの大改装など店舗活性化の動きが活発な地域です。丸井は、顧客二ーズをいち早く掴むことが地域に根差す鍵となりそうです。
[2013.11.8]
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