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リニア中央新幹線、ルート発表!地域活性化か東京一極集中かJR東海、東京五輪に開業は困難!

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JR東海:品川・名古屋間、走行ルート・中間駅を発表
JR東海は9月18日、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の詳細な走行ルートと中間駅を発表。平成39年の開業に向け沿線の自治体や住民など地域の経済活況に熱い視線を注がれる一方、東京へ一極集中など懸念も示しています。
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東京から鎌倉へ間の在来線と同じ時間の40分で名古屋まで結ばれ、東京へ人や資本が吸い取られる「ストロー効果」への懸念が強く、そこに東京オリンピック・パラリンピックの開催決定も、さらなる心配材料となりました。大村愛知県知事は「克服できるよう準備していきたい」と新たな街づくりに取り組む姿勢を示しました。それぞれに不安もあるようです。

東海道新幹線が世界の高速鉄道繁栄のキッカケに
昭和39年に開業した東海道新幹線は、日本の鉄道に変革を起こしフランスやドイツなど世界で高速鉄道を広めるきっかけともなりました。今では新興国の中国でも、日本のコピーでの「パクリ技術」で高速車両を製造、輸出まで行っています。日本ではここまでの技術蓄積に約40年かかっていて、リニア技術は、開業してから30年以上は世界各国から圧倒的なリードが保てます。
平成32年の東京オリンピックには、世界に向けリニアのお披露目が期待されますが、JR東海では「とても間に合わない」と残念なコメントをしています。

「部分開業も無理」であるものの、実験線で体験乗車を検討
菅官房長官は9月18日、JR東海の発表を受けリニア平成39年開業を踏まえた上で、海外から東京に注目が集まるなか「素晴らしい技術であるリニアに部分的にも乗っていただければ」と、部分開通区間の試乗など検討する考えを示しました。一方、JR東海では「部分開業も無理」との見解を示しますが来年度以降、山梨の実験線で一般向けの有料体験乗車を検討しています。
東海道新幹線のバイパスとなるリニア中央新幹線は、品川・名古屋間の86%がトンネルでビジネス客の利用が見込まれます。

五輪に間に合う?5年あれば建設可能も、建設費はJR東海1社の負担で断念
リニア中央新幹線の建設そのものは、5年もあれば可能との試算もあります。総額9兆円を超える建設費全額は、JR東海1社が負担する方針。資金をリニアだけに集中できないJR東海のお家事情が背景にあります。
リニア中央新幹線は、もともと国家プロジェクトで開始され、田中元首相の列島改造論を背景に、昭和48年に基本計画成立。JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)技術研究所が開発を主導してきました。その後、国鉄は37兆円という莫大な債務を抱え破綻。JR東海は、東海道新幹線を5兆円超えで買取りました。今日まで約25年を経て現在も返済半ば。リニアは国家プロジェクトだったはずです。開発、建設資金を民間企業1社に負担させ、「7年後の五輪に間に合わせろ」は根本的に虫が良すぎますよ。

[2013.9.26]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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