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津波被害の鉄路復活!旅行大手も続々東北ツアー投入/仙台・宮城DC開幕、「観光復興」アピール

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「生活の足」復活!三陸鉄道、2年ぶり運行再開
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東日本大震災の被災地では、津波の影響により沿岸部の鉄路が長らく運行を休止していました。震災発生から2年経ち、再開の報せも届いています。
岩手県の三陸鉄道南リアス線(36.6km)は震災後、全線不通となっていましたが、4月3日、大船渡市内の盛ー吉浜間(21.6km)で2年ぶりに運行を再開。一部区間での再開ではありますが、「生活の足」の復活は地元で大歓迎されました。
三陸鉄道は北リアス線が昨年4月に部分復旧。南北両線は来年4月の全線運行再開を目指しています。

輸送システム仮復旧/「線路跡」利用しバス運行
3月には、津波により線路を流失したJR大船渡線気仙沼―盛間(43.7km)で、仮復旧としてのバス高速輸送システム(BRT=Bus Rapid Transit)の運行が開始されています。線路跡を利用したバス専用道は1.9kmですが、今夏、小友―盛間(13.2km)まで延伸する方針とのこと。最終的には鉄路での復旧が望まれていますが、日常の移動手段が確保されたことで一段落ついたかたちです。

旅行大手、東北の観光活性にツアー投入
観光産業全体では、パック旅行やチケット販売などは好調と報じられています。その影で、苦戦を強いられているのは東日本大震災の影響も未だ大きい東北地方。原発事故の風評被害がやまず、福島のみならず東北6県の入り込み客数が低迷しています。
交通手段が復旧したことで、旅行客の呼び込みにも勢いをつけたいところ。大手旅行会社は東北地方の観光活性に向け、地元の大型イベントを目玉にするなど工夫を凝らしたツアーを相次ぎ投入します。

「地域イベント」「ドラマの舞台」工夫凝らし風評払拭へ
最大手、株式会社JTB(東京都品川区東品川2‐3-11/代表取締役社長:田川博己氏)は、東北の代表的な六つの祭りが集まり福島市で6月1、2日に開かれる「東北六魂祭」を訪れるツアーを企画。株式会社日本旅行(東京都港区新橋2‐20-15/代表取締役社長兼執行役員:丸尾和明氏)は女性同士で旅行する「女子旅」をターゲットに、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の主人公、新島八重の出身地である福島県会津若松市を散策するツアーを販売します。

仙台・宮城DC開幕!「観光復興」アピール
宮城県では4月1日、大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」が、6月までの日程で開幕しました。宮城でのDC開催は5年ぶり2回目で、東日本大震災で減少した観光客を震災前の水準に戻す「観光復興」を目指します。
折しも、景気回復の兆しが見える絶好のタイミングでの開催。集客目標は期間中1,500万人とのことですが、ぜひ目標以上を狙ってほしいものです。

[2013.4.11]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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