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官民で半導体大手「ルネサス」を救済!HV、EVの技術先行を下支えするマイコン先端技術の流出を阻止!

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自動車用マイコン世界一の特注品、工場被災で自動車生産は一斉ストップ
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官民投資ファンドの産業革新機構とトヨタや日産、パナソニックなど製造業大手は、共同で経営再建中の半導体大手・ルネサスエレクトロニクスに2,000億円を出資する見通しとなりました。ルネサスは自動車や家電製品の基幹部分となるマイコンを製造しており、自動車用マイコンでは世界トップのシェアを占めます。
昨年の震災では、同社の茨城県・那珂工場が被災し、操業がストップしたため、トヨタや日産、ホンダなど自動車メーカーの生産が一斉に停止。使われるマイコンが全て特注品のためでルネサシ以外からの供給は受けられませんでした。

経産省やっと危機感!?ルネサス先端技術、米投資ファンドが1,000億円で買収を提案
ルネサスの経営状況は、長引く円高や市況低迷により今年3月期は600億円の赤字を計上。今期も最終的には1,500億円に上る赤字となる見込みです。同社では、5,000人の人員削減や国内工場縮小の経営改善計画を発表しました。
そんなおり、産業革新機構や自動車、電機メーカーのルネサス買収計画は、今年8月に米投資ファンドが1,000億円でルネサスの買収を提案してきたものによります。今年2月には半導体大手のエルピーダメモリが破綻し、米半導体大手のマイクロン・テクノロジー傘下となったばかり。これ以上の日本の先端技術の流出を阻止するため、経済産業省や自動車、エレクトロニクスメーカーがルネサスを救済、技術流出を阻止します。

成長するHV、EV、スマホに欠かせない半導体、産業衰退を阻止
日本のHV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)が技術的に世界から先行しているのは、ルネサスの先端技術である特注マイコン。ガソリン車に比べてHVやEVで使われる半導体の数は格段に多く、ルネサスの先端技術が日本のHVやEVの下支えとなっていると言っても過言ではありません。
また、世界中で急拡大するスマートフォン市場でも日本製の半導体は多く使われ、エルピーダメモリに続いて国内から半導体メーカーが消えれば経済成長を促す最先端機器の衰退にもつながります。官民連携の異例のルネサス支援で、最後の砦を死守します。

家電メーカー技術流出で世界から後退、救済なければ自動車メーカー、二の舞に
エレクトロニクス業界は平成12年以降、大規模なリストラによってソニーやパナソニックから技術者がサムスン電子など新興国メーカーに移りました。その後、10年で日本の先端技術と技術者を取り込んだ韓国のエレクトロニクス産業が世界一となりました。
ルネサス買収に交渉する米投資ファンドは、半導体の量産品や特注品など事業を選別し、収益性を高めた後に株式を転売すると見られます。韓国や中国の自動車、エレクトロニクスメーカーでは、喉から手が出るほど欲しい技術のはずです。エレクトリニクス業界の二の舞にならぬよう官民一体でルネサスを買収、死守してこれ以上の技術流出の阻止を目指します。

[2012.10.18]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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