東京駅、赤れんが駅舎リニューアル!/世界からビジネスマンを呼び込む!「新東京駅」構想始動
赤れんが駅舎復元完了/10月1日グランドオープン
東京都千代田区のJR東京駅では、丸の内口駅舎の大規模な復元、保存工事が完了しました。平成9年に関東の駅百選、平成15年に国の重要文化財に指定され、19年5月から復元工事に着工。およそ500億円をかけて、大正3年の開業当初の姿を取り戻しました。
9月24日、JR東日本は10月1日のグランドオープンを前にその全貌を公開。繊細で失われたドームや内部の彫刻等はおよそ100年前と同様に復元、英中韓日の4ヶ国語で利用客に対応する「トラベル・サービス・センター」が新設されたほか、壁の一部に開業時の赤れんがをそのまま用いたギャラリーなどもお披露目されています。
新旧融合のスペクタクルショーで「古くて新しい」東京駅をアピール
日本の近代化の象徴とも呼べるこの駅舎の設計したのは、「日本近代建築の祖」と呼ばれる辰野金吾です。復元完成を祝い、9月22~23日には最新鋭の技術を取り入れた映像スペクタクルショー「TOKYO STATION VISION -トウキョウステーションビジョン-」が開催されました。
駅舎をスクリーンに?未知の映像体験「プロジェクションマッピング」
同イベントでは、ロンドンオリンピックの開会式でも多用され、話題となった「プロジェクションマッピング」(建物の形状に合わせた映像をプロジェクターで投影し、特殊な視覚効果を生む映像表現技術)を用い、壮大なスケールの高精細フルCG映像が繰り広げられました。映像のテーマは「時空を超えた旅」。駅舎をスクリーンに投影された東京駅や鉄道の歴史と未来をめぐる幻想的な光景は、テレビ越しに見ても圧倒されるものでした。
ロイヤルスイートは1泊80万円!東京ステーションホテル
10月3日に新装オープンする東京ステーションホテルの高級スイートルームやレストランエリアも披露されています。ラウンジなどには創業当時の赤れんがの壁が生かされ、大正時代のレトロで豪華な姿が再現されています。また、窓から正面に皇居までまっすぐに伸びる御幸通りを眺められるロイヤルスイートルームは1泊80万8,500円とのこと。お値段の豪華さにも驚きますが、これが満室になるほどの集客を期待したいものです。
世界からビジネスマンを呼び込む!「新東京駅」構想
今後、東京駅前の地下に「新東京駅」を造り、羽田空港まで18分、成田空港まで36分でつながる「都心直結線」の開通計画も持ち上がっています。設置場所として有力視されているのは丸の内仲通りの地下。この丸の内エリアには「オフィスビル+温泉付き宿泊施設」という新しい商業施設の建設(平成26年着工)も予定されているとのことです。
日本を代表するオフィス街でもある丸の内エリア、これらの計画が完遂された暁には、世界からビジネスマンを呼び込む街として生まれ変わることでしょう。
[2012.10.4]
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