ロンドン五輪、日本過去最多のメダル獲得!なでしこ、フランス戦で見せた「思いやり」隠れた日本ファン
メダル獲得38個、女性の活躍目立つ五輪新時代へ
ロンドン五輪は17日間の日程を終え閉幕しました。IOC(国際オリンピック委員会)に加盟する204の国、地域から実施全競技に女性枠が設けられた初めての大会となりました。サウジアラビアなど宗教上の戒律が厳しい国からも女性が参加。男女が同じスポーツマン精神・平和の祭典を共有した新しい五輪新時代の幕開けとも言えそうです。
日本勢のメダル獲得数は、金7、銀14、銅17の計38個。平成16年、アテネ大会の37個を超え過去最多。女性の活躍が目立った大会となりました。
なでしこ涙から20分後には笑顔は次への挑戦
特に女子サッカー・なでしこジャパンは、昨年ノーマークだったワールドカップで世界一となり、大会前から金メダルを期待されていました。メダルを取っても当たり前の強いプレッシャーにも負けず、米国にわずかに追いつかなかったものの銀メダルを獲得。涙でグランドに崩れ倒れる姿から、20分後の表彰式では全員笑顔を見せ、次の大会へ繋げる強さを見せつけられました。
また、2−1で勝ったフランスとの準決勝では、今年からキャプテンとなった宮間選手が、試合終了後にグランドに座り込むフランス選手をなぐさめるような姿も見られ、日本人の相手を思いやる気持ちがテレビでも一瞬映し出されました。
スポーツマンシップ、思いやり見せたなでしこ
米NBCニュースが配信するブログには8月6日、「A moment of true sportsmanship, as Japan consoles a defeated France:日本が敗れたフランスを慰め、真のスポーツマンシップを見せた」と掲載。米国で話題となり「日本の文化的な行動で、勝利を相手に見せつけず、心からなだめる傾向」など数多いコメントが寄せられました。
ブログには、宮間選手とLAでのチームの元同僚、フランスのアビリー選手の姿が掲載され、「このオリンピアンたちは優れた選手でもあり、スポーツマン精神も見せてくれた」と賞賛しています。フランス語で話してるようには見えませんが、通じるものはあるでしょう。
▼米NBCニュースPhoto Blog:「A moment of true sportsmanship, as Japan consoles a defeated France」
平和の祭典・オリンピックで「竹島は自国領土」?
宮間選手のとった行動は、昨年のワールドカップ優勝時にも見られ、最後のPKが決まった瞬間、米国選手のもとへ1人近寄りお互いの戦いを讃える姿がYouTubeで話題となりました。このような姿は、日本や日本人、さらには日本製品など思いやりやおもてなし文化を世界に示し、日本へ行ってみたい、日本製を使いたいなど目には見えない経済効果へも繋がっていることでしょう。
一方、女子バトミントンの中国・韓国戦の無気力試合や、男子サッカーの日本・韓国戦終了後の「竹島は自国領土」などの見せつけなど、「スポーツマン精神、政治的宣伝の禁止」の五輪にあって残念な光景も見せました。歴史や文化、教育など国により大きな違いがあることを自覚させられた五輪となりました。
[2012.8.17]
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