「クール・ジャパン」新たな企画!「Harajuku」「Ginza」を街ごと輸出
ファッションイベント「HARAJUKU KAWAii!!!!」過去最大6,800人動員
年度が替わるのこの時期、企業の多くは決算や人事異動で大わらわのことでしょうが、学生は宿題もない春休み。若者をターゲットにした旅行や様々なイベントも開催されており、大人とは違った忙しさがあるようです。
3月24日には、ファッションショーと音楽ライブが融合した「HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 SPRING」が東京ビッグサイトで開催されました。昨年7月の開催から4回目となる今回は、過去最大となる総動員数約6,800人を記録。「原宿カルチャー」は過熱を続けています。
クール・ジャパン新戦略、「Harajuku」「Ginza」を街ごと輸出:専門店を海外に
中国や香港などアジア圏を中心とした海外でも、アニメや漫画と同様、日本の若者のファッションは人気が高く、日本のファッション誌も現地での売上を伸ばしています。
経産省は「クール・ジャパン戦略」の一環として、「ハラジュク」や「ギンザ」など、日本ファッションの発信源として知名度が高い街を海外へ"輸出"する取り組みを公表。4月には海外展開を進める百貨店や大手小売企業と、原宿などの専門店を海外展開の仲介をする事業を開始するとしています。
シンガポール「東京ストリートスタイル」の百貨店、次は「リトルシブヤ」「リトルギンザ」
既に昨年10月、シンガポールの百貨店に「東京ストリートスタイル」が開設されており、日本のアパレル15ブランドが出店しています。この反響は上場で、現地では新規出店の要請もあるとのこと。「リトルシブヤ」「リトルギンザ」の誕生も間近です。
小規模専門店も海外進出支援:マッチング「出会いの場」を政府斡旋
海外進出にあたっては、現地の商業施設に「原宿」や「渋谷」「銀座」など実際の地名を冠した売り場を開き、日本と同じ品揃えで展開する構想。売り場に街の名前をつけることで、「本場」へ来日する観光客の増加も期待しています。
原宿などの小さな専門店は、人気が高くても、単独で海外進出するには資金やビジネスとしてのノウハウに欠けることが懸念されます。経産省は、これらの専門店と海外商業施設の展開を進める百貨店や大手小売企業に「出会いの場」を提供する会合を開催し、マッチングを図る仕組みを設けました。
「日本見本市inインド」は3日間で動員数6万人超!
3月15日~18日にはインドの商都・ムンバイで「クール・ジャパン・フェスティバル2012」が開催されました。
日本からは家電や日用品メーカーを含めた約30社が出展。当初は3日間で1万人程度の動員を見込んでいましたが、「初のコスプレイベント」やなども呼び水となり、予想を大幅に上回る6万人超もの来場者を集めました。
経済成長著しいインド:魅力溢れる11億人市場
インドの経済成長の進展と、約11億人という人口の多さはマーケットとして強力です。さらには、人口の50%が25歳以下という若い国であることや、ヨーロッパにもアフリカにも近いという地理的な魅力もあります。この先、ビジネスが様々な分野に広がると見込めます。小規模、零細だとあきらめないで、これを機会にチャンスをつかみましょう。
[2012.3.31]
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