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米アマゾン・日本の電子書籍市場参入:「電子書籍普及元年」の起爆剤!「本離れ」食い止めの鍵?

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端末メーカーから続々タブレット発売、コンテンツも拡充
米アップルのタブレット型端末「iPad」が平成22年に発売され、「紙の本」と「電子書籍」が同時に発売されるなど同年は「電子書籍元年」と言われました。昨年は、「iPad」を追うように端末メーカー各社からタブレットが発売され、人気作家の小説やコミックなどコンテンツの供給も拡充。スマートフォンの急速な普及によって電子書籍事業へ参入する企業が相次ぎ、配信サービスも急増しました。
通勤途中やちょっとした待ち時間に手軽に読める電子書籍は、「本離れ」が広がる利用者の歯止めとなるか、今年は「電子書籍普及元年」にと、参入企業から期待の声が上がります。

米アマゾン:「Kindle Fire」199ドル、390万台販売
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米国では、アマゾンが昨年11月に発売した電子書籍端末「Kindle」の最新版「Kindle Fire」が、199ドル(約15,000円)と低価格も後押しとなり、昨年末までにおおよそ390万台を販売しました。アマゾンは、米国では電子書籍市場の一大勢力となっており、端末の開発からコンテンツの仕入れ・供給までを一貫して手がけています。

アマゾン電子書籍市場参入か?「Kindle Fire日本語版」
アマゾンの取扱い書籍数は世界最大で、電子書籍市場においても同等の位置づけと言われています。このアマゾンが日本向けに「Kindle Fire日本語版」や日本語書籍の電子書籍化事業参入となれば、国内電子書籍市場において大きな反響を呼ぶことは間違いありません。

米アマゾン日本市場参入に日本勢、異業種連合で対抗
電子書籍事業へ参入した企業は、出版社や大手書店、印刷会社、通信・端末メーカーなど、配信サービスで協業が進んでいます。背景には、日本市場参入の声が高まる米アマゾンの存在です。ハードとソフトに加え、日本語のコンテンツを一気に供給すれば、当然、日本市場のリーダーを手にすることができます。
アマゾンのビジネスモデルには多くの特徴はあるものの、何よりも「Kindle Fire」の価格の安さです。電子書籍リーダーのみならず、ネットブラウジングや動画視聴など、全機能的には「iPad」より見劣りしますが、価格は半額以下と費用対効果では高い電子端末と言えそうです。

「本離れ」歯止めかからず:課題はコンテンツ
アマゾンの日本市場参入は、以前から注目を集め、電子書籍市場の再加熱が予測されていました。低価格で使いやすいタブレットや、読みやすく操作しやすいアプリケーションは用意され、残された普及への課題はコンテンツの中身となるでしょう。
読売新聞が昨年行った世論調査では、「1ケ月、1冊も本を読まなかった」人は、50%で3年連続半数を占め、依然「本離れ」に歯止めがかかっていません。「電子書籍を利用したことがある」も7%。「今後、電子書籍を利用する」は27%にとどまっています。アマゾン日本参入の力量が注目されます。
これまでアマゾンは、通販サイトに過ぎませんでしたが、日本市場参入となれば、より生活に密接した企業となることでしょう。

[2012.2.7]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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