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円高1ドル75円台最高値!中小企業海外逃避、目的は製造から販売へ転化

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韓国・台湾企業:日本の技術で中国・インド進出
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東京為替市場は10月26日、円相場が上昇し1ドル75円台に突入、戦後最高値を更新しました。欧州の債務問題や米国経済の先行きなど世界経済の先行き不安から円への資金流入が続いています。
超円高時代に突入し、日本のものづくりを下支えしてきた中小企業が困窮する状況が続きます。韓国や台湾などは日本の中小企業をターゲットに工業用団地などの整備が進み、高い技術を呼び込み、中国やインドなど巨大な市場へ進出を試みます。円高や冬の電力供給不足など中小企業は生き残りをかけ模索が始まっています。

中国:世界の工場から消費市場へ転化
帝国データバンクは、今年8月から9月にかけて、まだ海外へ進出していないと思われる企業に「海外進出意向」に関するアンケート調査を実施。「平成25年までに海外進出」と応えた企業が1,565社中、15.6%に当たる245社ありました。進出理由では70.6%の企業が「海外市場の開拓」と応えています。
進出予定国は、中国、タイ、ベトナムが上位を占め、設置予定施設では「工場など製造拠点」が過半数を超えるなか、中国に関しては「販売拠点」とする回答が目立っています。世界の工場から消費意欲旺盛な市場への移り変わりが明確となっています。

海外進出:「いつ、どこへ、何をしに」が明確でなければ・・
歴史的な円だけを受け、メディアでは日本企業の海外進出が取り上げられますが、85%の企業が2年後も海外進出の予定がないと応えています。企業は、「いつ、どこへ、何をしに」進出するのかが明確でなければ手の出しようもありません。特に製造業では、技術畑を歩んできた経営者がいきなりアジアでセールスをと促しても、言葉も文化も商取引も異なればビジネスはスムーズには進みません。
業界の団体や商工会、自治体、国などでは、中小企業の海外進出支援に商談会や展示会などアジア企業とのマッチングを試みています。自社製品のアジアでの評判や、相手企業との協力で得られるものなど積極的に参加しましょう。
「おもてなし」導入で飲食店、美容室成功
中国は沿岸部の大都市から、近年では内陸部の地方都市にまで大型ショッピングモールやナショナルブランドのアンテナショップが立ち並ぶようになりました。欧州の高級車やブランド品の最大の輸入国となり、日本産の高級果物やコメも日本の倍近くの価格でも売れています。一方で、日本の100円ショップ同様の店も人気があり、収入格差がはっきり表れています。
中国での販売は、富裕層、中間層、貧困層など、どこをターゲットにするのか市場を調査し、ニーズを見極める必要があります。日本の「おもてなし」を導入した飲食店や美容室。中国の文化をわきまえた生花業など、成功を遂げる企業も少なくありません。より一層の外交交渉とトップセールスで中小企業の海外進出を更に円滑に願いたいです。

[2011.10.29]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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