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リチウムイオン電池シェア競争激化、変わりゆく自動車・部品産業

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4兆円産業に世界シェア迫る韓国サムスン、LG
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自動車業界ではエコロジー、CO2削減の視点からガソリンから電気へと大きく変わろうとしています。環境にもやさしく、しかもエネルギーも輸入に頼ることなく同じ目的を果たせる電気自動車(EV)やハイブリットカー(HV)の需要は確実に増えるでしょう。
EVやHVの動力源であるリチウムイオン(LI)電池は、エネルギー密度が高く自動車に適した電池として電機メーカー各社、海外も含め開発、シェア競争が激しくなっています。

1位三洋電機、2位サムスン、3位LG
テクノ・システム・リサーチの調査によると、平成22年4月~6月のLI電池の出荷量では、パナソニックの子会社となった三洋電機が世界で20%のシェアを保ちトップを保つもののサムスン、LGと韓国勢が迫る勢いです。10年後、LI電池市場は平成22年の15倍、約3兆8,000億円と見込まれ、今後はさらなる蓄電技術、低価格化がシェア争いの決め手となりそうです。
 
消え行くガソリンスタンド、2万件減少
ガソリンは今も自動車の動力エネルギーとしてなくてはならないです。その供給元のガソリンスタンド(GS)を日本で展開する米エクソンモー
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ビルの日本法人は10月2日、九州地区の自社所有のGSを売却する方針を発表しました。低燃費車の普及や若者の車離れ、そしてEVやHV化などガソリン需要の減少が収益に響いたようです。同社では国内GS事業の縮小を検討、九州地区はその手始めとなったようです。
「エッソ」「モービル」「ゼネラル」の3ブランドで国内約4、100店の系列GSを展開していましたが、お馴染みの看板も徐々に少なくなっていくのでしょう。平成8年に60,000店あったGSは、平成20年には40,000店に減少したと言われています。最近では都内でガソリンを入れようとするとGSを探すのに一苦労です。

EV充電スタンド整備が電気自動車普及のポイント
EVやHVに使われるLI電池の技術向上、低価格化、市場への普及によって近い将来、GSは充電ステーションになるか。現在、東京都ではEV
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充電スタンドやバッテリー交換ステーションの設置が進められています。
200kgのLI電池を積んだ三菱のEV「アイミーブ」の場合、家庭用コンセントで充電する普通充電システムとバッテリー交換ステーションで充電する急速充電システムの2種用意されています。最高速度は130km、1回の充電で約160kmの距離を走りますが自動車としては少し距離が足りないですが。充電時間は家庭で8時間、急速充電で30分かかるため、遠出を考えるとEV充電スタンドなどのインフラ整備が電気自動車普及には重要になります。

生き残りをかけて「チェンジ」
東京大学新領域創成学研究科では、すでにLI電池にかわる蓄電装置の研究をしているようです。電気を貯める蓄電装置に電池を使わず「キャパシタ」という電気部品を用いるもので、将来的には10分程度の充電で電気自動車を1000km走らせようとしています。日本の技術は常に先を考え、研究、開発していると改めて実感します。
ガソリンから電気へ変わりつつある自動車産業では、今後マフラーやラジエターなどがなくなり、変わりに電気、電子部品に変わっていきます。中小企業が多い自動車部品業界でも今後、急速な時代の流れに新たな取り組みを見つけ出し変化せざるを得なくなるでしょう。レコードからCD、そしてデータダウンロードと変わった音楽産業のように。意識を「チェンジ」しましょう。

[2010.10.12]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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